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「平成19年度の国債発行計画について」


 12月8日に開催された第14回国債市場特別参加者会合において、現時点での財務省としての2007年度の国債発行計画に関する検討状況について、以下のような説明があった。

 「2007年度の国債発行計画について、一致して強い減額要望があった15年変動債については、来年度、思い切って大幅に発行額を引き下げ、1.0兆円×4回として発行ロット、頻度を減らすことを念頭におく。」

 「30年債及び物価連動債については、将来的には増額の余地があると考えられるが、当初計画の段階では、今年度当初計画との比較での自然体での増額にとどめることとし、更なる増額については、今後の市場の動向・ニーズ等を踏まえて検討する。」

 「自然体で増額するもの以外には、少なくとも当初計画の段階で新たに発行増額を想定する年限・種別はない、という前提で検討しており、今後、要発行総額を踏まえつつ、更に検討を進め最終的な発行計画を決定していきたい。なお、15年変動債の発行ロットの1.0兆円への減額については、今年度中、すなわち来年2月の次回入札分から実施することも検討している。」

 「現在、今年度補正予算の策定作業も進められているところである。現時点で、その規模等については、まだ確定的なことを申し上げられる状況ではないが、いずれにせよ国債発行は減額する方向で作業が進められている。減額の方法として、例えば、今年9月の発行額見直しの際に行ったものに加えて、TB6MからFB6Mへの振替を更にもう1回分実施することも検討したいと考えている。なお、現在、前倒債の発行額がある程度の規模になっていることから、仮に補正予算による国債発行の減額との関係で、過不足がある場合にも、特段の問題は生じない状況である。」

 上記から推測される限り、今年度のカレンダーペースの国債発行額は2006年度は9月に変更された115.1兆円から113兆円程度に減額される可能性がある。来年2月の15年変動債の発行ロットが1.0兆円になった際には0.1兆円、さらに今年度補正予算に絡んでTB6MからFB6Mへの振替を更にもう1回分(2兆円?)実施されるとなれば、都合2.1兆円の減額となりうる。

 2007年度についてもまだ不確定要素も多いが、「自然体で増額するもの以外には、少なくとも当初計画の段階で新たに発行増額を想定する年限・種別はない」、という前提から、30年国債は2006年9月に一回あたり0.6兆円に修正されており発行回数を変わらずとして0.6兆円が4回とする。20年は2006年度と同じく0.8兆円が12回、以下同様に10年1.9兆円12回、5年2.0兆円12回、2年1.7兆円12回、TB1年1.4 兆円12回。そして2006年度はTB6MからFB6Mへの振替が2回実施されることとなれば、2007年度もTB6Mは4回となるのであろうか。15年変国は上記のように1.0兆円4回、そして物価連動は自然体の増額から0.5兆円6回、流動性供給0.1兆円12回あたりが現状予想される。
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by nihonkokusai | 2006-12-11 09:48 | 国債 | Comments(0)
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