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「京都府金融経済懇談会における武藤副総裁講演内容」


 日銀短観後であっただけに注目された武藤副総裁の講演の内容は、これまでの日銀のスタンスには変化がないことを示しており、市場には中立的な内容ともとられた。しかし、今後の利上げの可能性については引き続き含みを残しており、この点にも注意は必要かとみられる。

 物価について武藤副総裁は、以下のように上昇基調が継続されていることを示している。消費者物価指数の基準改定についても物価を巡る基本的な判断に変更を迫るものではないとしている。

 「先行きについても、景気の拡大が続く中で、マクロ的な需給ギャップが需要超過で推移していくと考えられることから、物価のプラス基調が続いていくとみられます。ちなみに、短観や各種サーベイ調査の結果をみても、企業や家計が、先行き物価が上昇していくとの見通しを持っていることを示しています。」

 そして注目される今後の金融政策に関しては、下記のように発言している。注意すべきは「政策金利水準の調整については」徐々に「行う」ことになり、それでも「極めて低い金利水準による緩和的な金融環境が当面、維持される可能性が高い」としている点である。これは追加利上げをゆっくりと行ったとしても、その水準でも極めて低い金利水準となっていることを示しているとみられる点である。

 「経済・物価情勢を丹念に点検しながら判断していくことになります。具体的な政策変更の時期について予断を持っている訳ではありませんが、経済・物価情勢が4月の展望レポートで示した見通しに沿って展開していくと見込まれるのであれば、政策金利水準の調整については、経済・物価情勢の変化に応じて徐々に行うことになります。この場合、極めて低い金利水準による緩和的な金融環境が当面、維持される可能性が高いと考えられます。これまで繰り返し述べてきたように、金利水準の調整は、経済・物価情勢を良く見極めながら、ゆっくりと進めていくということです。」
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by nihonkokusai | 2006-10-05 12:59 | 日銀 | Comments(0)
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