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「10月以降の国債発行計画の修正」


 国債市場特別参加者会合や投資家懇談会において財務省は10月以降の発行計画を変えることを伝えている。「流動性供給入札」を月額1000億円程度増加して年間で6000億円増やし、15年変動利付債の入札を現在年間5回行われているものを1回取りやめて1兆1000億円減らす方針とみられる。

 またFBについて、TBの減額といったものが今後想定されることで、発行期間の多様化を図るという観点も含めて6か月物のFBを発行することも検討しているとみられる。新たにFB6か月物を発行する場合には1回分のRB6か月物からの振替となるものとみられる。

 さらに、財務省による金利スワップ取引についても『変動10年の個人向け国債の発行額上振れ以外にも、その他の要因で固定負債と変動負債の比率等の負債構成が当初想定していたものから変化した場合に、これを適切にコントロールするための取引を実施する方向で検討している。そのため、これまでの「中長期の固定払い」に加え、年限を短中期から超長期までに拡大し、取引種別も「固定払い・変動受け」だけでなく、「固定受け・変動払い」も行ってはどうかと考えている。』との方針のようである。(国債市場特別参加者会合議事要旨より)

 国債管理政策の大きな枠組みはすでに整いつつあり、今後はこういった市況環境に応じた微調整といったものが行われるものとみられる。年間の国債発行総額もらいるんど以降は前年度並みからもしくは減少傾向にあると予想されており、さらにゼロ金利解除後も長期金利は落ち着いた動きを示していることから、国債発行については大きな問題となりそうなものは見当たらない。まさに「日本国債は危なくない」(文春新書)状況は続いている。
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by nihonkokusai | 2006-09-14 09:43 | 国債 | Comments(0)
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