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「名実ともに消える公定歩合」


 日本銀行は、これまで「公定歩合」としてホームページなどに掲載していた統計データのタイトルを「基準割引率および基準貸付利率(従来「公定歩合」として掲載されていたもの)」に変更することを発表した。これによって名実ともに「公定歩合」が消えることとなる。

 新たに基準割引率および基準貸付利率に変更したのは、公定歩合としてホームページ上に掲載してきた過去の推移を表す統計データとなる。日銀が毎月公表している金融経済月報などの資料に載せているデータも変更する。

 日銀のホームページに解説された「公定歩合」とは以下のとおり、

 日本銀行が金融機関に直接資金を貸し出す時の基準金利を「公定歩合」と言います。この言葉は法律に規定されている用語ではなく、日本銀行法に規定されている「基準となるべき割引率」(基準割引率)と「基準となるべき貸付利率」(基準貸付利率)のことを指しています。「公定歩合」は、規制金利時代には、預金金利等の各種の金利が「公定歩合」に直接的に連動していたため、金融政策の基本的なスタンスを示す代表的な政策金利でした。
 しかし、1994年に金利自由化が完了し、「公定歩合」と預金金利との直接的な連動性はなくなりました。現在は、こうした連動関係に代わって、各種の金利は金融市場における裁定行動によって決まっており、「公定歩合」は、2001年に導入された補完貸付制度の適用金利として、日本銀行の金融市場調節における操作目標である無担保コールレート(オーバーナイト物)の上限を画する役割を担うようになっています。現在の日本銀行の政策金利は、無担保コールレート(オーバーナイト物)であり、「公定歩合」には政策金利としての意味合いはありません。今回のタイトルの変更は、こうした点を踏まえて、かつて政策金利としての意味合いの強かった「公定歩合」という用語にかえて、「基準割引率および基準貸付利率」という用語を使用することとしたものです。
(日本銀行ホームページ、「公定歩合」に関する統計の名称変更について、より)

 これを受けて、「債券ディーリングルーム」上の「公定歩合の推移」もアップを停止しようかと思ったが、当面は記念として残して置くことにしたい。この「公定歩合の推移」のページを開いていただくと、バックが青になっていると思う。実はこれ「債券ディーリングルーム」が1996年に開設した当初に使っていた色であり、その名残りとなっている。あれからすでに10年あまりも経過している。
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by nihonkokusai | 2006-08-16 09:00 | 日銀 | Comments(0)
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