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「年内利上げ派急減」


 市場関係者へのアンケートなどで年内利上げ派が大きく後退、数日前で五分五分あたりかと思ったところ、年内派は2割程度なんていうものもあるそうである。ここにきての急激な株安や米景気の減速感なども影響しているのか。私は引き続き年内利上げは早ければ10月にもありうると予想している。福井総裁も「早めに、小刻みに、ゆっくりと」と発言していたが、とりあえず世界各国の中では決して早めではないものの見方によれば「早めに」ゼロ金利も解除されたが、次の利上げは「ゆっくりと」と言っても、正常化に向けての第一歩を踏み出したばかりであり、半年も期間を置くことはむしろ考えづらい。

 もちろん景気や物価が日銀の展望レポートの見通しよりもかなり悪いほうに乖離するといったことが生じれば、利上げが当面見送られることも考えられなくもない。しかし、これまではほぼ展望レポートの見通しに沿った動きにもなっていたことを考えれば、大きく乖離することはむしろ考えづらい。たしかに米国景気や中国景気、原油価格、中東情勢、ミサイル問題、自民党総裁選などなど不安定要素はあるかもしれない。しかも前回のゼロ金利解除の際を連想しているむきも多いとも思われる。しかし、それぞれ決定的に景気をおかしくさせる要因とは現状は考えづらい。あくまで懸念材料である。

 そもそも福井総裁の連続利上げは考えていないといった発言は、あくまで8月も続けて利上げすることを考えていないと取るべきものであろう。それなりの期間はおくとしても「今後の金融政策運営はフォワードルッキングで早めに対応していく」(昨日閣議席上の発言)とみられ、ゼロ金利解除から 3~4か月程度の期間を置いたのちの利上げの可能性は十分にありうると考えている。
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by nihonkokusai | 2006-07-20 12:28 | Comments(0)
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