牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

「つられやすさ」

「投資信託と個人向け国債がよ~くわかる本」 全国の書店にても絶賛販売中。


 現在、日経新聞朝刊に掲載されている「やさしい経済教室 人間の心と行動 不確実性と意思決定」はとても面白い。特に市場参加者にとって、思わず頷いてしまうところも多いのではなかろうか。

 4月27日付けの標題は「つられやすさ」。デイトレーダーにとって板上でのダマシ玉でいかに他の参加者をだましていくのか、というだましやすさではない。これは方程式の成り立たない相場における人間心理をうまく分析したものである。

 問題解決の選択法を3つ並べてあるが、これは何かしらの材料をみての先行き相場の選択法とも言い換えられそうである。

 その1「アンカー効果」は事前の予測などが基準となりそれに引っ張られる様子に近い。市場において経済指標の相場への影響は現実の数値の絶対的な評価よりも、予想値との相対的な評価に強く影響される。

 その2「代表性効果」は判断材料を論理や確率ではなく、どのくらい典型的、具体的かという狭い基準に影響される側面である。原油先物価格の上昇で債券が売られてしまうというのもこういった効果によるものが大きいとみられる。

 その3「想起しやすさの効果」については、それを逆手にとったマーケットの魔術師が思い浮かぶかもしれない。つまり、「想起しにくい効果」を巧みに利用して、マーケットをうまく導いてきたのが前FRBグリーンスパン議長であろう。

 なお上記はあくまで個人的な解釈で本来の学術的な解釈とは異なっているかもしれないことをあらかじめお断りしておきたい。
[PR]
by nihonkokusai | 2006-04-27 14:02 | 債券市場 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー