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「シ団廃止と10年国債入札方式」

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 個人向け国債の10年変動タイプの利子の決定に際しては、10年国債の入札結果から算出される基準金利がベースとなっている。ところがこの基準金利について、これまでは「基準金利である10年国債の金利は、利率決定前直近に行われた10年国債の入札における平均落札価格から引受手数料に相当する額を控除した価額を基に算出される複利利回り(小数点以下第3位を四捨五入し、0.01%%刻み)とする。」となっていた。

 この中で特に、「引受手数料に相当する額を控除した」という部分が債券市場の関係者以外にはたいへんわかりにくいものとてなっていた。これは以前にもご紹介したと思うが10年国債にはこれまでシ団引き受けがあったため、募集手数料が支払われていた。そして10年国債の入札における入札に参加している業者の引受競争の結果、実勢価格にこの引受手数料を乗せた価格で入札価格となってしまっていたために、このようなわかりづらいものになっていたのである。つまり、入札時における入札結果からさらに引受手数料に相当する額を控除しなければ「実勢の利回り」を算出できなかったのである。

 しかし、国債引き受けシンジケート団が廃止されたことに伴い、10年国債の募集手数料もなくなることで、明日の10年国債入札からは、こういったわかりにくい調整といったものも必要なくなる。このため個人向け国債の変動タイプの利率の決定も少しわかりやすくなる。
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by nihonkokusai | 2006-04-03 13:21 | 国債 | Comments(0)
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