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「シ団廃止」

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 本日の10年国債入札を持って国債引受シンジケート団の引き受けが終わる。シ団廃止を訴えていた者の一人としては、やっときたかと思う反面、なんとなく寂しい気がしないでもない。来月債からは10年国債も他の国債と同様に完全競争入札となる。

 国債のシ団制度が開始されたのは、私のホームページの「国債関連の歴史年表」によると1966年1月である。つまり、戦後初めて国債が発行されたと同時に、このシ団制度が作られた。約40年間に渡ってこのシ団は国債の安定消化のための役割を果たしてきたともいえる。ちなみにこのシ団制度とは、国債の募集、引受を目的として、主要な金融機関(平成17年12月現在1207機関)により組織された国債募集引受団(シ団)が総額引受を行う制度である。

 市中公募入札の導入、その後の拡大によってシ団引受に係る競争入札比率は段階的に引上げられており、国債発行額に占めるシ団引受による発行額の割合は10%にまで低下していた。シ団制度に代わる日本版プライマリーディーラー制度というべき国債市場特別参加者制度もしっかり機能しており、このためシ団廃止に伴う影響もほとんどないものとみられる。

 細かいことを気にすれば、これまで10年国債入札日については朝、8時半にシ団に提示するというかたちで利率や回号が発表されていた。シ団が了承することで10時半に正式発表となるが、これも形式だけのものとなり実質8時半発表において正式利率の発表と同様に見なされていた。しかし、シ団廃止となれば他の国債同様に10時半発表ということになる。
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by nihonkokusai | 2006-03-02 09:46 | 国債 | Comments(0)
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