牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

「日銀国債買入1996年9月以来の札割れ」

人気blogランキング クリックのご協力、ありがとうございます。


 昨日、日銀の国債買入オペにおいて1996年9月以来の札割れが発生した。これは複数の要因が絡んだ結果引き起こされてしまったものとみられている。

 日銀の量的緩和解除に向けて、大手銀行や海外投資家などが中短期ゾーンにスワップなども絡めての売り圧力を強め、反面グローバルフラットニングの流れや国内年金などの買いによって長いところの債券が買われたというのが先週までの動きとなっていた。

 ところが今週に入り、特に中短期はスワップなど含めて巻き返しとった動きとなったことから、イールドカーブはフラット化の反動、つまりはスティーブ化してきた。また21日には20年国債入札が実施されたが、その後の動きを見ても20年は重くなっており、業者は入札玉を一部抱えた上に、先物などでのヘッジも行ったものとみられた。

 そのような中における日銀の買入となったのである。このオペは対象国債において、その残存年数等に関わりなく21日の引け対比で応札することとなる。そうなれば前日比割安の銘柄を入れることとなる。

 通常ならばここで2年債など中短期ゾーンを業者としては持ち込みたいところであったものの、ところが今週に入って買われ、前日比でもしっかりとなっており、業者も出したくはない。できれば割安な超長期を入れたいところながら、国債買入対象は直近入札の2銘柄は除かれるため、20年84回は対象外。それ以前の回号のものは先週の超長期主体の相場急騰のおり、だいぶ捌けていたともみられ、業者としての在庫もかなり軽くなっていたものと思われる。このため、出すにもそういった玉がない。もしくは今週に入ってイールドカーブの巻き返しの動きからヘッジをしていたことで、オペに入れることでそれを解くとトータルで損失の恐れもあって躊躇してといった観測もあった。

 こういったある意味カーブの動きに翻弄された結果としての国債買入の札割れとなったものとみられ、カーブの翻弄自体は債券需給の影響であったものの、札割れはこの需給とは直接的な関係はなかったものと見られる。このため、昨日の札割れ結果を見ての後場先物寄付きは高く始まったが、そのあと売られたのもある意味いたしかたなかったものといえる。

 この札割れとは直接関係はないが、日銀のこの国債買入の対象銘柄に15年変動率国国債が検討されているとの報道があった。その後、現時点で2006年度中に買入対象とする予定はたててないとの否定コメントもあったが、対象となる可能性もなくはなさそうにも思われる。
[PR]
by nihonkokusai | 2006-02-23 16:01 | 国債 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31