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「金利が動くと」

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 日本の金利もいよいよ正常化に向けて始動し始めたものとみられる。短期金利も徐々にではあるが上昇圧力を強めつつある。昨日の短期国債(TB)1年物入札では、最低落札価格が0.1698%と前回入札比で約0.065%上昇し、2001年2月以来の高水準となった。円3か月金利先物も2006年12月は 99.485の引けとなり、つまり0.515%。これは2000年8月のゼロ金利解除時に無担保コール翌日物誘導金利を0.25%に引き上げたときの3か月物金利の平均を上回る水準ともなっている。また本日の政府短期証券(FB)375回際の最高落札利回りが0.0269%と前回374回の0.079%に比べて大幅に上昇し、ほぼ2年5か月ぶりの高水準となった。

 「動かざること山の如し」となっていた短期金利が「疾きこと風の如く」動きはじめた。短期金融市場でもリスクを意識して動かざるを得なくなっている。これが本来のマーケットであり、金融機関や短資会社そして日銀もその錆付いていた機能を回復するべく、市場機能という機械に油を差し始め、ひとまず機械がうまく動くかどうかを調べ始めている。さらにその機械をメンテナンスする職人も急遽呼び集められるなり再訓練を始めているものと思われる。ただし、短期金利始動のための試運転が始まって、ブレーキが利かなかったり、思わずアクセル吹かしてしまっていることもあるのか、2年債利回りが0.4%近辺にもかかわらず、金先の0.5%台はさすがに少し行き過ぎのような気もするが。

 なにはともあれ、封じ決まれた短期金利という生き物の封印が解かれる日も、それほど遠くない。いったんこの封印が解かれた際には金利は目をさます。目を覚ました金利に向かって、そのままじっとしていろと言う方がたぶん無理な話しであろう。
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by nihonkokusai | 2006-02-15 13:34 | 日銀 | Comments(0)
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