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「個人投機家のためのマーケットサバイバル」

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 私が14年間、現在巷で言われるデイトレーダーを仕事としてやってきた。債券先物主体に一日でなんども売買を繰り返す、当時で言うところの「日計りディーラー」であった。当時の債券市場ではこういった存在は少なくなく、多くのデイトレーダーたちがいたし、現在でも生き残ってがんばっているディーラーもいる。しかし、多くのディーラーはいつしか消えていった。私も決してうまいディーラーではないと思うが、損をしないこを心がけて14年の間、この仕事をしてきた。

 私は会社の資金を動かしていたことで、自分の資金をもとに売買している株式の個人投機家たちとは相場に臨む意識が異なっていたかもしれない。しかし、元手はどうあれ、売買で儲けることが目的であるし、そのためにはいろいろと試行錯誤し、神経も常に張り詰め、一日ディスプレーに向かっているなど状況に大差はないと思う。

 債券相場がディーリング色を強めていた1980年代後半などは、売買するチャンスが多く、うまくすれば利益をしっかり稼ぎ、多少損をしてもそれを取り返すことができた。大手金融機関が力任せに売買を仕掛けてもそれをうまく利用したり、もしくは対抗しながらもしっかり儲けたディーラー達もいた。しかし、結局、大儲けしてもそれを全部吐き出してしまうなりするディーラーも多く、本当に億という単位を恒常的に稼げたディーラーは債券というプロ化した環境においてですら数%にしか過ぎなかった。

 今回のライブドア事件にともなう株式市場の急落は、ある意味一本調子に近い上昇を見せた株式市場のやっと来た調整であったのかもしれないが、これは個人「投機家」にとっての試練の場でもあると思われる。ちなみに投資家ではなく投機家と書いたが、私もディーラーといえば格好が良いかもしれないが、ようは投機家であり、鞘取りであったと思っている。

 日計りディーラーは結局自らの勘が武器である。それでも常に値動きを追いつつ、自ら好むチャートなどをつけていた。パソコンでのシステム売買など今ごろになって個人向けの本が数多く出ているが、すでに20年前には同じようなことをしていた。出版社や著者などにご迷惑をおかけするかもしれないが、結論としてシステム売買(自動売買とも言われる)など儲かることはありえないとだけは断言しておきたい。過去の数値をいろいろとシミュレートすればシステム上儲かったものはいくらでも算出できる。ただしそれが今後も当てはまるかどうかは全く未知数であることを理解しておく必要がある。未知数と言ったが現実には当たるも八卦、外れるも八卦である。

 システム売買本の非難をするために書いていたわけではなく、あくまでチャートは武器のひとつとして認識し、得意なチャートの癖などを見抜いて、自らの相場観と照らし合わせ、相場に入るタイミングや切るタイミングをみつける上での補助の道具として使うべきものである。

 それでも儲けられる人は小数である。買うか売りかして儲けられる確立は5分5分にしかすぎない。しかし、そこに人間の欲が入り込むことによって、さらに儲けられる人間が限られてしまうのである。野球やサッカーのプロは多いが、本当に稼げる人は小数であるのとある意味同じであろう。

 デイトレーダーの先輩としての助言といってはおこがましいが、株のインターネットトレーダーも本当に儲けられる人は一部に限られると言っておきたい。天性の勘を持っていないならばそれは努力で補わなければならない。今回の急落で痛い目を見た個人投機家も多いと思う。しかし、これが相場である。一時的な突発的な出来事として無視すべきものではない。もし天性の勘を持つディーラーならばこういった相場こそ、実は大きな収益チャンスとなりうるのである。普通のディーラーならば、少なくともこういった相場展開の際には損失を極力低く抑える努力が必要となり、そういった際には切るタイミングを計る意味でもチャートといったものが有効な武器にもなりうる。損失がいくらと頭の中で計算していると切るものも切れない。それに対して機械的に切るタイミングを事前にチャートなどで認識して実行すれば大きな損失は回避されるためである。
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by nihonkokusai | 2006-01-18 16:37 | 債券市場 | Comments(1)
Commented by 春no at 2006-01-18 17:13 x
こんにちわ。
春華です。ゆっくりさせていただきました☆

また、きますね☆

突然お邪魔しました(*- -)(*_ _)ペコリ
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