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「プライマリー・バランス」

 政府の経済諮問会議が年明けにも決める経済財政の中期見通しにおいて、基礎的財政収支(プライマリー・バランス)を黒字にする目標時期を2011年度と1年前倒しするそうである(25日日経新聞)。

 国のプライマリー・バランスを国債費-公債金収入として計算すると、
2006年度を当てはめると、-112,114=187,616-299,730と、
2005年度の、-159,478=184,422-343,900 より4.7兆円程度改善される。

 歳出削減や税収の伸びなどを受けて新規財源債の発行が30兆円以下に抑制されたことにより、大幅な改善となり、さらに今後も構造改革の進展などを受けて成長率が高まるとの予測の上で、プライマリー・バランスの黒字化目標時期を前倒しするようである。ちなみに、2006年度はもう少し改善幅が大きくなるとの予測もある。

 2012年度ですら難しいと思われたプライマリー・バランスの黒字化は、景気回復やデフレ脱却への道筋も見えつある中、現実味を帯びてきた。もちろんこの達成にはさらなる歳出削減や税収の伸びがなければ難しい。この計算には消費税の増税は加味されていないが、現実には2008年度以降の引き上げもある程度、視野に入れているのではないかとも思われる。

 なににせよ、プライマリー・バランスを均衡化させる見込みが多少なりできたことによって、国債への信任はさらに強まりを増すものとみられ、日本国債は文字通り「危なくない」ものとなりつつある(?)。文春新書「日本国債は危なくない」はまだ発売中・・・。

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by nihonkokusai | 2005-12-26 15:40 | 国債 | Comments(0)
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