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3月末時点での日本国債の保有者

 6月18日に日銀は2014年1~3月期の資金循環統計を発表した。この資金循環統計を基に、2014年3月末時点の国債保有者別の残高と全体に占める割合を算出してみた。ただし、これは国庫短期証券を含んだものではなく、国債・財融債のみの数値を個別に自分で集計し直したものである。一般的に国債の保有者の割合としては、こちらの数値が使われることが多い。

 3月末の国債(国債・財融債のみ、国庫短期証券を除く)の残高は、840兆7572億円(12月末827兆0624億円)と前回の12月末から13兆6948億円増加した(速報ベース)。国庫短期証券を加えると約998兆円となる。参考までに日銀の資金循環統計の数値は額面ベースではなく「時価ベース」となっている点に注意いただきたい(財務省の国債残高などは額面ベースが多い)。以下、投資家別に残高の多いものから並べてみた

銀行など民間預金取扱機関 287兆5071億円(12月末287兆4828億円)、34.2%(同34.8%)
民間の保険・年金 225兆3250億円(同224兆3643億円)、26.8%(同27.1%)
日本銀行 156兆8771億円(同143兆6162億円)、18.7%(同17.4%)
公的年金 66兆9164億円(同68兆5603億円)、8.0%(同8.3%)
海外 34兆4478億円(同32兆5652億円)、4.1%(同3.9%)
投信など金融仲介機関 30兆2533億円(同31兆3958億円)、3.6%(同3.8%)
家計 21兆0328億円(同21兆4229億円)、2.5%(同2.6%)
財政融資資金 6043億円(同4947億円)、0.1%(同0.1%)
その他 17兆7984億円(同17兆1602億円)、2.1%(同2.1%)

 2013年12月末に比べて、残高が最も増加していたのが日銀である。12月末比で13兆2609億円の増加となっている。つまり12月末から3月末にかけての全体の増加分13兆6948億円のほとんどは日銀がカバーしていた計算となる。次に増加額が大きかったのは海外で1兆8826億円の増加となり、民間の保険・年金が9557億円増と続く。

 反対に12月末から3月末にかけて残高を大きく落としていたのは公的年金の1兆6439億円の減少。GPIFの運用見直し作業も進んでいるようであるが、国債の残高はすでに落としつつあるようである。投信など金融仲介機関も1兆1425億円減少させてきた。

 銀行など民間預金取扱機関は結果としては12月末の残高とほぼ変わりはなかったが、内容をみてみると農林水産金融機関が3兆1560億円も増加させていた半面、中小企業金融機関等が3兆8355億円もの減少となっていた。

 海外投資家の長期国債のシェアは4.1%。国庫短期証券を含んだ数字で見ると全体の8.4%のシェアとなり12月末の8.3%からやや増加した。個人の長期国債のシェアは2.5%に低下した。

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by nihonkokusai | 2014-06-19 09:13 | 国債 | Comments(0)
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