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「小泉首相と福井日銀総裁との懇談」

 本日、昼食を挟んで小泉首相と福井日銀総裁との懇談会が開催された。これは2003年頃からの毎年1~2回開かれていた恒例行事のようである。今回は前回開催から1年近く間が空いてしまったこともあり開催されたもののようである。

 政府側からは谷垣財務相、与謝野経済財政・金融担当相、安倍官房長官が出席し、日銀からは武藤、岩田量副総裁も出席した。伝えられるところによると「現状の金融政策について福井日銀総裁が中心に話をした」(武藤副総裁コメント)そうであり、「小泉首相と量的緩和解除の時期は話していない」(福井総裁)としながらも、「小泉首相からは量的緩和政策に関する言及はなかった」(福井総裁)、「量的緩和解除をめぐる小泉首相の要請はない」(岩田日銀副総裁)、とのコメントも見られるように、ある意味今回の懇談は、日銀にとっては、政府側の意向、特に小泉首相の量的緩和解除に向けての意向を探るための懇談であったとも考えられる。

 これまで竹中総務相や中川政調会長などが日銀法改正についてまで言及していたが、今回は小泉首相が表立っての反対の意思を示さなかったことは、日銀にとってはとりあえず一安心といったところでもあろうか。

 仮に、日銀が量的緩和解除を金融政策決定会合において決定しようとする際に、出席している財務省と内閣府のそれぞれ政府側出席者が、議決延期請求権を行使するかどうか検討するような状況になった際には、それぞれの担当大臣の了承を求める必要がある。しかし、特に今回の最終決定は首相官邸、特に小泉首相の了承が必要になると考えられる。ちなみに2000年8月の議決延期請求権の行使についてはある程度宮沢蔵相に託されていたものと考えられた。そうなれば例え一部大臣の行使を求める声があったとしても、小泉首相が了承しない限りは、議決延期請求権の行使はありえないものと考えられるのである。

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by nihonkokusai | 2005-12-07 13:53 | 日銀 | Comments(0)
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