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「7月末から8月にかけての日銀当座預金残高」

 本日の来年3月決算期日を迎える手形全店買い入れオペが札割れとなった。今月末から来月中旬にかけて再び日銀の当座預金残高が目標値である30兆円を割り込む懸念があるため、今後日銀がどのように対応してくるのか注目される。

 7月25日は国債発行などもあり日銀の当座預金残高はこのままでは30兆円を割り込む可能性が強い。さらに来月3日から15日にかけては27兆円から28 兆円台となることが予想され、日銀も何がしかの資金供給手段を講ぜざるを得ない。しかし、肝心の来年3月決算期日を迎える手形全店買い入れオペが札割れとなったことなど見てもなかなか苦しい対応を迫られそうである。

 日銀の福井総裁は13日の会見において次のようにコメントしている。

 「枠組み修正ということとは全然別に、金融市場の状況の変化に即して現実的な金融政策としての何がしかの調整が必要かどうか。この点については前々回なお書きを修正することによって、この金融市場における流動性需要の大きな波という厳しい局面に対応し得るようになった。今後の市場状況の変化と照らし合わせながら、よく観察していけば良い。今のところ、ここで何らかの予定的行動を隠し持っているということはない。今後、全くオープンに判断していけば良いと思っている」

 「金融システムの安定度合いが強まるにつれて、金融市場の中の反応がどのように変わるか、それは今までのところなお書き措置で十分だということで対処したわけである。今後、市場がどのような反応をさらに示してくるかということによって判断していかなければならない。今のところそうしなければならないという感じで見ているわけではない。なお、量的緩和の枠組みそのものを修正するということとは別の話としてお答えしたところである」

 以上のコメントを見る限り、量的緩和の枠組みそのものを修正するということではなく、技術的な対応については「全くオープンに判断していく」ため、目標値の変更の可能性も全くないとは言い切れない。

 ただし武藤副総裁は「私は札割れとか資金需要の減退だけを理由に当座預金残高を下げるという立場に立っていない」とも6月23日の記者会見などでコメントしているが、これはたとえば谷垣財務相なども同様の考え方をしているとも思われる。このため技術的対応といえど非常に困難を伴いそうである。

 25日以降、いろいろな手段を講じたにもかかわらず30兆円を維持できない日が続くようなことがあれば、自然と下限変更を求める声が上がってくるといった可能性もある。今回は日銀は先んじて動くよりもそういった声の広がりを待っての変更といった可能性もないとはいえない。とにかく今後のオペ等などから今月25日以降の日銀当座預金残高の行方については目を離せない。ちなみに、日銀の金融政策決定会合は7月27日、そして8月8日と9日に開催される予定となっている。
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by nihonkokusai | 2005-07-15 15:05 | 日銀 | Comments(1)
Commented by みんなのプロフィール at 2005-07-16 20:55 x
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