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10月に都銀は2兆円規模の債券売り越しに。期初の売りか

 11月20日に日本証券業協会は10月の公社債投資家別売買高を発表した。これによると短期国債を除くベースで、都銀は2兆343億円の売り越しとなった。また、信託銀行も7233億円の売り越しとなっていた。

 それに対して地銀が1兆5640億円の買い越し、農林系金融機関も5561億円、第二地銀が4720億円、信用金庫は7110億円のそれぞれ買い越しとなった。

 生保は9107億円の買い越し、そして海外投資家も8334億円の買い越しに。

 国債の投資家別売買高でみると、都銀は長期債を2兆1432億円、そして超長期債を1774億円それぞれ売り越していた(中期債は4344億円の買い越し)。都銀による長期債の2兆円を超す売りは4月の2兆1068億円以来である。これは10月に入り下期入りして、4月と同様に期初の益出売りと思われる。

 また、信託銀行も長期債を1兆310億円の売り越していた(超長期債は1746億円の買い越し)。

 これに対して地銀は長期債を1兆213億円、超長期債を2203億円買い越しており、都銀の売りに対して、結果として買い支えた格好に。農林系金融機関は超長期を3311億円買い越し、長期を1021億円買い越しに。

 生保は超長期債を7581億円の買い越し。そして外国人も長期債を2965億円、中期債を5481億円の買い越していた。

 都銀が大幅売り越しとなっていたものの、地銀などが買い支え、超長期債は生保や農林系金融機関などが買い越しとなり、債券市場の需給はしっかりしている。

 債券先物の日足チャートを見ると、10月は方向感に乏しい展開となっていた。債券先物は143円80銭あたりから144円50銭あたりの間での、狭いレンジの中での小動きとなっていた。

 10月17日にスペインの格付けが維持されたことなど好感されてリスクオンの動きが強まり、スペインやイタリアの国債が買われ、反対に米債やドイツ国債は売られた。このため10月18日に一時先物は143円79銭、10年債利回りは0.795%と0.8%に迫ったが、ここが結局、10月の安値となりその後、じりじりと反発した。

 ちなみに10月の短期債の売買高をみると、外国人がこの月も12兆1459億円の買い越しとなった。9月の13兆2681億円、8月の12兆3960億円、7月の14兆1707億円、6月の11兆4585億円、5月の11兆6562億円と、外国人は昨年10月以降、10兆円を超える短期債の買い越しを継続させている。

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by nihonkokusai | 2012-11-21 09:35 | 債券市場 | Comments(0)
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