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9月の米国債の国別保有残高

 米財務省が発表している米国債国別保有残高(MAJOR FOREIGN HOLDERS OF TREASURY SECURITIES、http://www.ustreas.gov/tic/mfh.txt)によると、2012年9月の日本の米国債(短期債含む)保有残高は1兆1307億ドルとなり、8月の1兆1228億ドルからさらに増加した。

 これに対してトップの中国は1兆1555億ドルと、8月の1兆1552億円から微増というかほぼ変わらず。中国による米国債保有額は今年になって頭打ちとなり、それに対して日本の保有額がじりじりと追いつこうとしている構図が続いている。ただし、年内の逆転は難しそう。中国は保有する外貨準備の運用の多様化を進めたり、介入の頻度を落としているといわれるが、米国債の保有額は昨年末に一時落ち込んでからは、一定水準を維持している。

 前月に比べ増加額が多かったのはルクセンブルグ。また、スイスも引き続き米債保有を増加させている。スイスフラン維持のための介入により、外貨準備が急ピッチで増加しており、その一部が米国債にも振り向けられているものとみられる。

 上位10か国は次の通り(単位、10億ドル)。中国(China, Mainland)1155.5 、日本(Japan)1130.7、石油輸出国(Oil Exporters)267.0、、ブラジル(Brazil)250.5、カリブ海の金融センター(Carib Bnkng Ctrs)240.4、台湾(Taiwan)200.4、スイス(Switzerland)195.8、ロシア(Russia)162.8、ルクセンブルグ(Luxembourg )148.1、香港(Hong Kong)135.7。

 9月の米国債券市場は総じて下落基調となっていた。9月6日のECB政策理事会では償還期間1~3年の国債を無制限で買い入れることを決定。これを受けイタリアやスペイン、ポルトガルの国債が買われた半面、ドイツ国債や米国債は下落した。また、12日のドイツの連邦憲法裁判所はESMの批准を条件付きで同国に認める判断を下し、これを受けてリスクオンの動きが強まり、ドイツや米国の国債が売られた。

 13日のFOMCでFRBはMBSを毎月400億ドル買い入れるなどの追加緩和策を発表した。さらに超低金利政策を据え置く時期を、2015年半ばまでとして時間軸を延長させた。これについては、将来のインフレが懸念されてか米国債券は大きく下落した。しかし、その後、スペインやギリシャの債務問題への警戒感が再燃し、再びリスクオフの動きを強め、米債は反発している。

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by nihonkokusai | 2012-11-21 09:34 | 債券市場 | Comments(0)
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