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IMF・世銀年次総会に中国の財務相と中央銀行総裁もドタキャン

 報道によると、東京で開催中のIMF・世銀年次総会に出席予定だった中国の謝旭人財政相と中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁が来日を取りやめたそうである。詳しい理由は明らかにされていないが、日本の沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化に対する対抗措置とみられる(毎日新聞)。IMF・世銀年次総会には金融当局者ばかりでなく、世界の金融機関の幹部らも出席するが、中国工商銀行、中国銀行、中国建設銀行、中国農業銀行の四大銀行首脳は既に欠席が決定していた。しかし、中国の財務相や中央銀行総裁は予定通り出席かとみられていたことで、いわばこのタイミングでドタキャンとなる。

 IMFのスポークスマンによると、周総裁については、「所用のため、東京での講演をキャンセルするかもしれない」との連絡が2日前にあり、その後、代理として易綱副総裁が総会と講演に出席するそうである。また、謝財政相の代理には、朱光耀財政次官が来日するとか(毎日新聞)。世界188か国の財務相・中銀総裁が一堂に会する総会にも関わらず、トップが病気等の理由でなく、多忙を理由に欠席するとは極めて異例である。

 謝財政相と周総裁は当初、総会に出席し、周総裁は最終日の14日に都内で講演を行う予定になっていたことで、まさにドタキャンといえる。もちろんその背景には領土問題があり、政治上の理由での欠席ではあろうか、いくら日本での開催であるからといって、自らも大きく関わるIMF・世銀年次総会に欠席することは、決して良い印象は与えないはずである。ここまで持ち込むのかとの印象であり、この中国の姿勢には世界各国から批判や懸念がむしろ強まるのではなかろうか。

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by nihonkokusai | 2012-10-10 14:17 | 中央銀行 | Comments(0)
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