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2012年は選挙の年、今年の注目イベント

 今回は2012年における注目のイベントをピックアップしてみました。今年は世界的に選挙の年となっていることもあり、その選挙を中心に見ていきたいと思います。

 1月14日に台湾総統選が予定されています。再選を目指す現職の馬英九総統と民進党の葵英文氏との一騎打ちが予想されています。結果次第では、中国との関係に変化が生じる可能性もあります。

 3月4日にはロシア大統領選挙が予定されています。プーチン首相が立候補を表明ており、4年ぶりの大統領復帰を目指しています。再選は確実視されているようですが、昨年12月の下院選をめぐっての不正疑惑もあり、プーチン人気には陰りも生じており、プーチン氏が大統領に復帰したとしても、その求心力の低下は避けられないものとみられます。

 3月6日に米国でスーパーチュースデーと呼ばれる大統領候補の予備選挙が行われます。米国大統領選挙の行方を占う上でもたいへん注目の日となります。

 4月22日にはフランス大統領を選ぶ第1回投票が行われます。現職のサルコジ大統領、社会党オランド前第1書記、国民戦線の党首マリーヌ・ルペン氏による三つ巴の戦いが予想されています。1回の選挙で有効投票数の過半数の票が獲得できた候補がいない場合には、5月6日に上位2候補で決選投票が行われます。 ユーロの今後を占う意味でも、たいへん注目の選挙となりそうです。

 ここで少し選挙から離れ、日本国内のイベントを見てみましょう。5月22日には東京スカイツリーが開業します。また4月26日には渋谷ヒカリエも誕生するなど、東京の新名所が誕生します。そして、東京スカイツリー開業の前日5月21日には関東地方を含む広い地域で、金環日食を見ることが出来ます。もちろん天気が良ければですが。

 再び世界に目を転じ、6月にはエジプトの大統領選、7月にメキシコの大統領選とインドの大統領選も予定されています。

 そして、7月27日にはロンドン・オリンピックが開催されます。閉会式は8月12日です。

 9月に民主党代表選が予定されています。ここにきて支持率が低下している野田政権ですが、消費税の行方も大きな焦点となっており、日本でも今年中に解散総選挙が実施される可能性も出ています。果たして9月以降も野田氏は首相に留まっているのかどうか、現在のところはまったく不透明と言えます。また、この月には自民党の総裁選も予定されています。

 10月12日から14日にかけて、国際通貨基金(IMF)と世界銀行の合同年次総会が東京で開催されます。日本での開催は東京オリンピックが開かれた1964年以来、実に48年ぶりの開催となります。IMFと世銀グループの年次総会は、中央銀行総裁、財務・開発大臣、民間企業の幹部、学会の専門家など、参加人数は公式参加者で約1万人、非公式の参加者を含めれば2万人とも言われる世界最大規模の国際会議です。

 10月には中国で共産党大会が予定されています。胡錦濤総書記(国家主席)が退任し、総書記には習近平国家副主席が就任する予定となっています。中国も大きく変わる年となります。

 そして11月6日には米国大統領選挙が実施されます。現職のオバマ大統領が再選を目指しており、再選の可能性は高そうですが、国民の政治への不信も強いことで予断は許しません。

 このように2012年は米・露・中・仏と国連の常任理事国5か国のうち4か国のトップを選ぶ選挙が実施されます。

 12月19日には韓国の大統領選挙が予定されています。現職の李明博大統領は5年の任期を終えるため、新しいトップの誕生となります。中国、韓国のトップが入れ替わることで、アジアの情勢にも微妙な影響が出てくる可能性があります。ただし、今年も日本のトップが変わったとしても、恒例行事としてあまりアジア情勢には変化はないかもしれませんが。

 このように、今年は世界的に重要国のトップを選ぶ選挙が予定され、国際情勢を取り巻く環境が大きく変わる可能性を秘めています。欧州情勢もあらたな変化を見せる可能性もあります。


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by nihonkokusai | 2012-01-08 11:26 | 国際情勢 | Comments(4)
Commented by keiko at 2012-01-10 17:16 x
今年も宜しくお願い致します。

藤巻健史氏の最新のブログで日本の金融機関がJGBを買い続けるのは簿価会計であるからだ。徹底した時価会計を採用すれば市場原理が働いて金利は上昇すると述べてます。満期まで所有目的のJGBは簿価として良いことになってるはずですが、そうでないJGBに損が出る場合、満期目的に付け替えが会計上出来るのでしょうか? 藤巻氏は銀行の資産の大半をJGBが占めるのに金利が上下しても決算にブレがないと、暗に付け替えを匂わせているようにも思われます。それがあっても金融庁は見逃すことは充分ありうると思うのですが、ご意見をお聞かせ下さい。
Commented by nihonkokusai at 2012-01-10 17:57
藤巻氏によるご意見はどうでしょう。そもそも銀行は満期保有目的のものはそれほど多くなく、結構頻繁に国債の入れ替えなど行っています。持っているたけでなく売買上でも銀行は国債のメーンプレーヤーです。そのあたり藤巻氏は良くご存じのはずですが。銀行が国債を買い続けているのは、会計上の問題ではなく、あくまで預金増に対して貸出難で、その分、国債に資金を振り向けざるを得ないためです。そして、暗に付け替えということに関しては、日本国債が暴落するような事態となれば、そういった処置を行う可能性はないとは言えません。また、下記のブログに銀行の国債保有について触れられており、参考になるのではないでしょうか。
http://agora-web.jp/archives/1367443.html
Commented by keiko at 2012-01-10 20:32 x
早速のご回答有難うございます。良く分かりました。別に藤巻氏に感化された訳でもないのですが、当方外貨預金、外債で痛い目にあっています。金融リタラシーは高いと自認しておりましたが、何も知らない郵便預金していたお年寄りが一番確実に資産運用に成功していたとは皮肉なものです。

アゴラは私も毎日、読んでいます。今日もJGBの件で慶応の池尾氏と小幡氏が論争していますね。池尾氏の理路整然とした議論に対して、小幡氏の方は支離滅裂という印象ですが、どうお感じになりましたでしょうか。
Commented by nihonkokusai at 2012-01-11 09:49
マーケットに長く関わると、そこが理論理屈の世界ではないことを痛感させられます。理路整然とした見方では、マーケットには対処できません(つまり儲かりません)。私としては小幡氏の方が素直にマーケットに向き合った議論をされていると感じます。
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