牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

注目が集まりそうな金貨・銀貨付きの新型個人向け国債

 12月5日から募集が開始された「個人向け復興国債」の販売は順調な滑り出しとなったそうである。これまでの個人向け国債の発行根拠法上の種別は「借換債」であったが、12月からの個人向け国債は「復興債」として発行される。発行根拠法上の種別は異なるが、国債の期間や利子の決定方法などの条件については、これまでの個人向け国債と全く同じ物である。一点異なっているのは、購入者全員に安住淳財務相の名前で感謝状が贈られる点である。

 そして、新たな個人向け復興国債が来年3月から発行されることが発表された。新型の個人向け復興国債(復興応援国債)は、変動金利型の10年債であるが、当初3年間の金利は年0.05%と通常の変動金利型より低いが、4年目からは通常型と同じ金利になる。

 その代わり、購入から3年間に中途換金しなければ復興記念の金貨や銀貨がもらえる。1口1000万円以上を購入した場合には金貨(額面1万円)、100万円以上は銀貨(同1000円)を受け取る。例えば総額で200万円を購入する投資家は銀貨を2枚、1500万円購入した投資家は金貨1枚と銀貨5枚を手にできる。

 金貨や銀貨の額面と当初3年間の金利を加えた利回りはこれまでの変動金利10年物よりも低いものの、金貨や銀貨の実質的な価値は額面を大幅に上回る(プレミアム型)。たとえば金貨の額面は1万円であっても、純金でありその重さは15.6グラム(二分の一トロイオンス)とその価値は金価格の変動により変わるが、現在では7万円を超えるものとなる。銀貨も31.1グラムの純銀である。

 この復興に関わる金貨、銀貨の形式(図案)、販売価格は今後、検討の上、決定される。デザインのアイデアは今後、公募されるそうだが、日本の記念硬貨は人物などが刻印されることは少なく、可能性としては東北に関わるものが図案化されるのではなかろうかとの声もある。

 また、この金貨・銀貨については個人向け復興債保有者だけでなく入手が可能となるようだが、発行枚数については枚数を限定して発行されるようである。 3月から発行される新型の個人向け国債を1100万円購入すれば、金貨と銀貨を間違いなく一枚ずつ取得できることになる。どの程度のニーズが集まるのかは予想しづらいが、復興応援国債と銘打ったものであり、復興に役立つのならばと購入される投資家も多いと思われる。ただ、それ以上に記念金貨・銀貨の希少価値などにより人気化する可能性も十分にあり、個人向け復興債の発行増に貢献するのではないかと予想される。

*** 「牛さん熊さんの本日の債券」メルマガ配信のお知らせ ***

 「牛さん熊さんの本日の債券」メルマガ、通称、牛熊メルマガでは毎営業日の朝と引け後に、その日の債券市場の予想と市場の動向を会話形式でわかりやすく解説しています。10年以上も続くコンテンツで、金融市場動向が、さっと読んでわかるとの評判をいただいております。昼にはコラムも1本配信しています。毎営業日3本届いて、価格は税込で月額1050円です。登録申込当月分の1か月は無料でお読み頂けます。ご登録はこちらからお願いいたします。
http://www.mag2.com/m/0001185491.html

講演、セミナー、レポート、コラム執筆等の依頼、承ります。
連絡先:adminアットマークfp.st23.arena.ne.jp




[PR]
by nihonkokusai | 2011-12-17 09:43 | 国債 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー