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牛熊ゼミナール金融の歴史第33回 南北戦争と通貨

 1861年から1965年にかけて、アメリカ合衆国が南北に分かれて戦った南北戦争が勃発しました。戦争の資金調達のために北部連合政府と南部同盟政府はそれぞれ政府紙幣や国債を発行しました。

 北部政府は裏面が緑のインクで印刷された「グリーンバック」、南部政府は「グレイバック」と呼ばれた政府紙幣を発行しました。それぞれの政府は、1961年に国債、さらに利子のついた政府紙幣も発行しました。

 1863年に北部政府はグリーンバックの増発によるインフレ抑制のため、1863年に国法銀行が設立され、国法銀行による銀行券発行について規定する全国通貨法が制定されました。国法銀行は資本金の3分の1に相当する国債を購入し、これを担保に財務省から担保国債の価格の90%に相当する銀行券を発行したのです。1864年には同法を改正した国法銀行法により、銀行券の兌換は19の準備都市の銀行において集中的に行うこととされました(日銀「中央銀行と通貨発行を巡る法制度についての研究会」報告書より)。これによって南北戦争以前の複数通貨がグリーンバックと銀行券が流通する単一通貨の制度となったのです。

 この国法銀行制度を取り入れたのが日本から渡米し、現地視察を行った伊藤博文です。伊藤の建議により1872年12月に国立銀行条例が定められました。


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by nihonkokusai | 2011-11-12 20:03 | 金融の歴史 | Comments(0)
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