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牛熊ゼミナール金融の歴史第11回 アムステルダム取引所

 1585年にスペイン軍がアントウェルペンに侵攻したことでアントウェルペンの取引所は没落し、それに変わって栄えたのがアムステルダムです。17世紀はじめにオランダは、商人が世界各地に進出し、ヨーロッパで最も経済が発達した国となりました。  オランダは株式会社に加え、銀行、複式簿記、為替手形、そして証券市場などが発達し商業資本主義の基礎を築き上げました。世界最初の中央銀行はスウェーデンのリクスバンクと言われていますが、1609年に市の条例で設立されたアムステルダム振替銀行ではないかとの見方もあります。預金には金利はつかず、保有する金の範囲でしか紙幣を発行せず、融資はほとんど行いませんでした。こうしたアムステルダム振替銀行の高い信用などを背景に外国為替の割引が活発に行われ、これによりアムステルダムが国際的な取引で支配的な地位を確立したとも言えるのです。

 1530年に設立されたアムステルダム取引所では商品、為替、株式、債券そして海上保険などあらゆる種類の金融商品や金融サービスが売買されていました。そして取引の主流は先物取引となり、穀物や香料、砂糖や銅、硝石などの先物取引が行われていました。

 世界最初の株式会社であるオランダ東インド会社の設立も大きく影響し、アムステルダム取引所では多くの株式が集められ、その株式に加え、すでに株の先物やオプションの取引も行われていました。

 アムステルダム取引所では、買い方、つまり強き筋(ブル)と、売り方、つまり弱き筋(ベア)の攻防戦が繰り広げられていました。このブルとベアの語源は、ベアが「捕らぬ熊の毛皮を売る」という諺から来たとの見方があります。日本の諺の「捕らぬ狸の皮算用」と同じように、入手できていないものを売る、つまり空売りをするという意味となります。これに対してブルはドイツ語の「吠える」を意味するビューレンを語源としているとの見方があります。


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by nihonkokusai | 2011-10-13 17:57 | 金融の歴史 | Comments(0)
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