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11月より債券先物の取引時間が変更

 東京証券取引所は11月21日(月)より、国債先物の取引時間を拡大すると発表した。11月21日から東証では、先物取引及びオプション取引を取り扱う「次期Tdex+システム」並びに株式及びCB等のToSTNeT取引を取り扱う「第3次ToSTNeTシステム」を本番稼働させる。これに併せて、現物市場及び派生商品市場における昼休みの短縮並びに派生商品市場におけるイブニングセッションの延長等の取引時間の一部見直しが行なわれるのである。

 現在の国債先物(以下、債券先物)の取引時間は、前場が9時から11時、後場が12時30分から15時までとなっているが、11月21日からは前場が8時45分から11時2分、そして後場は12時30分から15時2分までとなる。

 業者間での国債を主体とした売買を行なっている日本相互証券(BB)は、午前中が8時40分から11時5分、午後は12時25分から17時となっており、現物債の売買が集中するBBの取引時間を意識した時間延長といえる。

 また、午後15時30分から開始している夜間取引(イブニングセッション)についても、これまでの18時の終了時間を11月21日からは23時30分まで延長される。こちらは、欧州時間での売買を意識したものといえる。

 この時間延長については、幅広い投資者層の取引機会を拡大する観点から行なうそうであるが、果たしてこれが市場にとってプラス要因となるのかは定かではない。

 朝の取引開始時間を早めることには意味はありそうではある。しかし、債券先物の寄り付きは前日の欧米市場の動向とともに、当日の株式市場の動向も意識することもあり、株式市場の開始前の取引は慎重になる可能性もある。

 また、過去に短観や鉱工業生産などの経済指標の発表が8時50分となっているのは、東証の寄り付き前に発表を行なうためであったかと思うが、11月21日以降は先物寄り付き後にこれら経済指標が発表されることになる(ただし、CPIなどのように8時30分発表の経済指標も多い)。

 そして、前場と後場の引けの時間が2分間だけ延長される意味がよくわからない。日本相互証券の午前中の終わりが11時5分であることで、それが意識された時間設定なのかもしれないが、何かしら別の要因があるのであろうか。サッカーでいえばロスタイムのような時間は果たして必要なのであろうか。

 さらに、イブニングセッションが23時30分まで延長する必要が果たしてあるのであろうか。もちろん時間が延長されれば、それだけ取引機会が広がることは確かである。しかし、相場が開いている以上、もし人を張り付かせることが必要となれば、業者にとり負担がその分、増加することになりかねない。

 また、相互決済は行なわれてはいないものの、LIFFEの円債先物取引との棲み分けも微妙なものとなる。それでなくても日本国債の先物は東証に集中されており、海外ではLIFFEがかろうじて売買が多少成立しているような状態にあるが、東証のイブニングセッションの延長により、LIFFEの売買に影響を与える可能性がある。参考までに、LIFFEでの日本国債先物の取引時間は、現地時間の朝7時から夕方4時までとなっている。


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by nihonkokusai | 2011-10-03 08:24 | 債券市場 | Comments(1)
Commented by 株の取引時間 at 2011-10-30 00:35 x
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
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