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今週の債券相場の予想(4月11日~15日)

今週の動き
 5日に実施された10年国債の入札は、震災後の投資家動向を見る上でも注目されたが、比較的順調な結果となった。7日の日銀の金融政策決定会合では、金融政策そのものの変更はなかったが、被災地域金融機関を支援するための資金供給オペレーションを検討すると発表した。これについては事前に予想されていたことでもあり、市場への影響は限られた。

 外為市場ではECBの利上げ観測やFRBの年内利上げ観測も出たのに対し、日銀は震災の影響により超緩和策を継続との見方から外為市場では円安が進行した。東京株式市場では足元の景気悪化が意識されてはいたが、大きく崩れることもなく、むしろしっかり。週末にかけて日経平均は9800円近辺にまで値を戻してきた。

 復興のための今年度補正予算の編成の行方も注目されたが、第一次補正予算の規模は4兆円規模となると報じられた。これによる国債増発は避けられそうではあるが、二次補正以降での国債増発は避けられないものとみられ、これは債券市場の上値を抑える要因となった。

 債券相場は国債増発観測も手伝い、じりじりと下落し6日に債券先物は139円を割り込んた。その後も下げは止まらず、8日には138円38銭まで下落し、10年債利回りも1.325%に上昇した。しかし、現物押し目買いも入ったことで、8日の債券先物の大引けは138円62銭となった。

来週の予想
 7日のECB定例理事会では予想されたように政策金利を年1.0%から1.25%に引き上げた。これは資源価格を中心とする物価上昇圧力の強まりなどが影響した。FRBは予定通り6月末までQE2を実施されるとみられるが、その後の年内利上げ観測も強まりつつある。日本でも震災の影響で物価が上昇しやすい環境にあり、今後の国内の物価動向にも注意する必要がある。

 震災の影響により日本経済の大幅な落ち込みは避けられないとみられるが、世界経済は比較的しっかりしており、日本の景気の落ち込みも一時的との見方も強い。このあたりを見る上で11日に発表される日銀のさくらレポートの内容も確認したい。

 また、今後の補正予算編成に絡んだ国債増発観測により、比較的期間の長い債券に売り圧力がかかる可能性もあるため、12日の30年国債の入札動向に注目したい。また、銀行の期初の動きを見る上では14日の5年国債の入札動向もチェックする必要があろう。

 14日にはG20の開催が予定されており、震災を受けた日本への支援策などが焦点となる見込みとなっており、この内容などにも注意しておく必要がある。債券相場は国内外の景気・物価動向に加え、国債の需給動向など先行き不透明感も強く、積極的な買いも手控えられ、上値の重い展開となると予想している。

予想レンジ 1.25~1.40%


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by nihonkokusai | 2011-04-11 14:05 | 債券市場 | Comments(0)
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