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2010年12月末の国債保有者状況

 23日に日銀は「資金循環統計(速報)(10~12月期)」を発表した。これを元にして、2010年12月末時点での国債の保有者状況を集計してみた。国債(財投債を含む国債で国庫短期証券は除く)の2010年12月末の合計は727兆1166億円となった。

 この内訳を見ると、銀行など民間預金取扱機関(ゆうちょ銀行含む)は282兆7523億円となり全体に占めるシェアは38.9%となった。次に大きいのは民間の保険・年金(かんぽ生命含む)の176兆2619億円でシェアは24.2%であった。そして公的年金の74兆8489億円で10.3%、日本銀行の58兆514億円の8.0%、投信など金融仲介機関の40兆6497億円の5.6%、海外の35兆754億円の4.8%、家計の32兆9689億円の4.5%となり、その他として33兆8123億円で3.6%となっていた。

 9月末(速報)とのシェアを比較すると、それほど大きな変化はないものの、海外は9月の5.0%から4.8%、そして家計は4.7%から4.5%にそれぞれ小幅低下している。これを見てもわかるように、日本国債は、銀行・生損保・年金だけで7割以上を占めており、海外投資家によるシェアは5%近辺と低く、また個人の増加も頭打ちとなっている。なかなか国債の投資層の裾野の拡大は進んでいない。

 この状況はこの先も続くものとみられ、今後の新規での国債発行額に関しては、これら国内の機関投資家による国債への買い余力がどの程度あるのかにかかっているとも言える。

 参考までに速報値ベースで9月末から12月末にかけての残高に大きな動きがあったのは、銀行など民間預金取扱機関がプラス3兆9063億円、これに対して公的年金がマイナスの3兆1096億円となっていたのが目立った。


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by nihonkokusai | 2011-03-24 08:50 | 国債 | Comments(0)
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