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先週の債券相場と今週の予想

先週の動き

 G20財務相・中央銀行総裁会議の内容も特に材料視されず、21日の債券市場は様子見気分を強めて10年債は1.3%近辺での閑散小動きとなった。22日に格付け会社のムーディーズは22日に、日本政府のAa2の債務格付けの見通しを安定的からネガティブに変更すると発表したが、債券相場への影響はほとんどなかった。また、この日実施された20年国債の入札は最低落札価格が予想をやや下回り、応札倍率も前回の4.46倍から2.64倍と低下しやや低調な結果となった。しかし、リビアでの政情不安の強まりなどにより中東の地政学的リスクが意識された結果、債券は買戻し圧力を強め、債券先物は買戻しの動きを強め、前日比60銭高の139円57銭まで上昇した。現物債も10年債主体にしっかりで、10年債利回りは前日比1.260%まで低下した。

 22日の米国市場でも中東情勢を睨んで質への逃避の動きにより米10年債利回りは大きく低下し3.47%近辺に。これを受けて23日の債券先物は一時139円79銭まで上昇した。また、株式市場も大きく下落するなどしていたことで、24日に債券先物は139円82銭まで上昇し、10年債利回りは1.220%まで低下した。しかし、次第に上値が重くなり、週末25日には戻り売りが現物債に入ったことで10年債利回りは1.245%に上昇し、債券先物は139円59銭の当日安値で引けた。

今週の予想

 カダフィ政権に対して抵抗運動が高まっているリビアなど中東情勢が引き続き注目される。主要な原油産油国のひとつであるリビアからの原油供給がストップするなどしていることで、原油価格は上昇した。原油高によるインフレ懸念の強まりよりも、原油高を受けての景気への悪影響が意識され、また安全資産としての買いが米国債や日本国債に入ったが、次第に上値も重くなってきている。株価がさらに一段安となるなどすれば、債券相場は戻りを試すことも考えられるが、反対に株価が回復を示すと、債券は戻り売りに押される可能性がある。

 3月1日には10年国債の入札が予定されている。相場の状況次第ながら利率は前回から0.1%引き上げられ1.3%となる可能性もある。しかし、22日の20年国債入札が低調な結果になるなど投資家は総じて慎重姿勢となるとみられ、この入札動向には注意も必要となりそうである。来年度の予算案は28日に採決されるとみられ、こちらの動向にも注意したい。また、バーナンキFRB議長の議会証言も予定されており、4日には米雇用統計が発表される。FRBによるQE2が停止される可能性があるのかどうかも注目されそうである。3日にはECB理事会も予定されており、こちらの動向にも注意したい。

予想レンジ 1.25~1.35%


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by nihonkokusai | 2011-02-28 08:30 | 債券市場 | Comments(0)
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