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日銀は金融政策、そして景気判断もほぼ据え置き

 本日の日銀の金融政策決定会合では、金融政策は全員一致で現状維持が決められた。景気については「緩やかに回復しつつあるものの、改善の動きに一服感がみられる」との前回(12月21日)の表現を据え置いた。前回21日の表明文に比較し、個人消費に関して今回は「住宅投資は持ち直しに転じつつある」との表現が加わった。また、輸出に関しては前回の「横ばい圏内で推移している」から今回は「やや弱含みとなっている」に修正された。物価面に関する記述などはそのまま。

 先行きについては前回の「わが国経済は、景気改善テンポの鈍化した状況がしばらく続いた後、世界経済の成長率が、新興国・資源国に牽引される形で再び高まっていくと考えられることなどから、緩やかな回復経路に復していくとみられる。」から、今回は「わが国経済は、世界経済の成長率が、新興国・資源国に牽引される形で再び高まっていくと考えられることなどから、景気改善テンポの鈍化した状況から徐々に脱し、緩やかな回復経路に復していくとみられる。」と微妙な修正が加えられた。若干の上方修正かとの印象。

 リスク要因に関しては前回の「米欧経済の先行きを巡って、なお不確実性の強い状況が続くもとで、景気の下振れリスクにも注意が必要である。」との部分が今回は「米国経済に対する懸念は一頃に比べて後退しているものの、米欧経済の先行きや国際金融市場の動向を巡る不確実性がある」に変化している。物価面については変更はない。

 足元景気については、日銀の門間調査統計局長が日本経済について「輸出は1~3月期に明るい方向に進む。冬のボーナスの増加や株価の回復があり、消費も悲観的に見る必要はない。日本経済は今年前半に踊り場から緩やかな回復局面に移行する」と発言していた。

 また、政府も1月の月例経済報告における景気の基調判断について、「足踏み状態にあるが、一部に持ち直しに向けた動きがみられる」とし、12月の「このところ足踏み状態にある」から上方修正していた。このため今回はやや上方修正させるかとみていたが、思いのほか日銀の景気判断については慎重となっていたようである。

 展望レポートについては、2010年度の成長率が過去の実績値の改訂の影響もあって上振れし、物価については2011年度が国際商品市況高の影響などから、やや上振れるとしている。


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by nihonkokusai | 2011-01-25 13:24 | 日銀 | Comments(0)
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