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意外に先行き景気に強気な日銀

 昨日、日経など主催の景気討論会において、日本銀行の門間一夫調査統計局長は、日本経済について「輸出は1~3月期に明るい方向に進む。冬のボーナスの増加や株価の回復があり、消費も悲観的に見る必要はない。日本経済は今年前半に踊り場から緩やかな回復局面に移行する」と発言した(20日付日経新聞朝刊より)。

 門間一夫調査統計局長の講演をこれまで何度か拝聴させていただいたことがあるが、歯切れよく適格に日本経済の動向を各種データに基づいてお話されていた。また、たいへん気さくな方との印象を持っている。もちろん立場上、日本で最も注目される現場のエコノミストである。

 その門間調統局長の今回のコメントは、意外に景気の先行きについて強気の姿勢であることを示していた。これにはデータの裏付けもあってのものと思われる。このため、来週24~25日に開催される日銀の金融政策決定会合では、日本の景気が踊り場から緩やかな回復局面に移行することを確認してくる可能性がある。

 日銀の白川総裁も17日の支店長会議の挨拶において、足元景気については「わが国の景気は、緩やかに回復しつつあるものの、改善の動きに一服感がみられる」としていたものの、先行きについては「景気改善テンポの鈍化した状況がしばらく続いた後、世界経済の成長率が、新興国・資源国に牽引される形で高まっていくもとで、緩やかな回復経路に復していくとみられる」としていた。

 ただし、この日銀総裁の先行き回復の見通しは、かなり先の話ではないかとの印象を個人的に持っていたのだが、門間調統局長は「今年前半」にも回復するシナリオを描いていたようである。

 日本景気の先行きについては欧州諸国での債務問題や、ここにきての新興国を中心としたインフレ懸念など不透明要素も多いものの、あまり悲観的に見る必要はないのかもしれない。株価の堅調さなどもそれを示しているとみられる。

 24~25日に開催される日銀の金融政策決定会合では、10月の展望リポートについての中間レビューが行われるが、その際に今年度のGDPや来年度のGDP予測をどのように修正してくるのかにも注目したい。


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by nihonkokusai | 2011-01-21 08:25 | 日銀 | Comments(0)
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