ネットで調べる経済指標
また、12月の消費者物価指数の総合指数が前月比0.5%のプラスとなり、2009年6月以来の大幅なプラス幅となった。ただし、コア指数は前月比プラス0.1%にとどまった。
さらに12月の米鉱工業生産指数は前月比0.8%のプラスとなり、市場予想を上回り生産活動の持ち直しを示した。
ところで以上のような経済指標を皆さんは何でチェックしているのであろうか。QUICKなどでフラッシュニュースが流れ、また日経新聞のサイトなどで解説付きの記事がアップされるため、それらを確認している方も多いのではなかろうか。
しかし、これらの経済指標を出している大元のところのデータを確認したことがあろうか。そもそもこれら経済指標がどこで発表されているのをご存知であろうか。
もちろん知っているという方も多いとは思うが、ちなみに上記の米国における小売売上高は商務省、消費者物価指数は労働省、鉱工業生産指数はFRBが発表している。
これらの指標は直接発表しているところのサイトから入手できる。ただし、当然ながら英語であるため、なかなか探しにくい面もある。たとえば小売売上高とはどこで発表しているのかということに加え、英語の正式名称は何であるのかから調べる必要がある。
しかし、自分でデータの出所を探ることは重要である。日本の経済指標に関しては発表時間に日本語でチェックできる。このためフラッシュニュースとともにその発表された指標を直接調べることにより、その数値を自分なりに再確認できるはずである。
これらについて多少でもお手伝いできると思われるのが、拙著「ネットで調べる経済指標」であり、このような経済指標の発表元ごとに主要な日米の経済指標のネットでの検索方法と、公表のタイミング、その内容、そして市場への影響などをまとめてある。
また、私のサイト「債券ディーリングルーム」では日米の重要指標をチェックできる「ネットで調べる経済指標」を新たに設置しており、どのようなかたちで各経済指標が発表されているのか、これにより確認していただければと思う。
ただし、日銀に関しては1月31日にホームページが抜本的にリニューアルされる予定であり、日銀の発表する指標等のアドレスが変更される可能性があるのでご注意いただきたい。
債券ディーリングルーム、http://fp.st23.arena.ne.jp/
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