牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

「FRBは6000億ドルの国債追加購入を決定」

11月2日から3日にかけて開かれたFOMCで、FRBは追加緩和策を決定した。その内容は、来年6月末まで米国債を6000億ドル追加購入するというものとなった。事前の大方の予想は、今後半年間で5000億ドル規模となっていたことで、規模は予想からやや上乗せされ、期間は予想されたよりも長めとなった。このあたり、市場に失望感を与えないよえにと、バーナンキ流の微妙な匙加減とも思われる。毎月の追加購入額は約750億ドルとなるが、MBSの償還元本の再投資分も含めると来年6月末までの米国債購入は総額8500億~9000億ドルとなり、毎月1100億ドル相当になる。

ニューヨーク連銀の声明によると、追加購入の国債は期間1年半から30年までが対象となり、このうち償還期限が2年半から10年までの国債が86%を占めており、17~30年はわずかに4%となった。これを受けて2日の米国債券市場では30年債が売られた。年限別の割合は、1年半から2年半が5%、2年半から4年が20%、4年から5年半が20%、5年半から7年が23%、7年から10年が23%、10年から17年が2%、17年から30年が4%、物価連動債(TIPS)が3%。

また個別銘柄について35%となっている内規による保有上限を一時的に緩和し、小幅の超過を認める方針もニューヨーク連銀の声明で示された。FRBは内規により「すべての発行証券について、銘柄毎のFRBの保有比率は発行残高の35%を超えない」としている。

そして、FOMCの声明文の内容も注目されたが、超低金利政策を長期間に渡って続けるとの表現は変わらずとなり、15日の講演でバーナンキ議長が示したような、超低金利政策を長期間に渡って続ける、との文面を市場の期待以上に強化することはなく、また物価水準目標の導入なども示されなかった。
[PR]
by nihonkokusai | 2010-11-04 09:11 | 日銀 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー