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「日銀は本日、臨時の金融政策決定会合を開催」

米国出張中の日銀の白川総裁は予定を1日に早めて急遽帰国し(日経)、本日9時から臨時の金融政策決定会合を開催し、追加緩和策を協議すると報じられた。政府は明日31日に経済対策の基本方針を決めることで、政府・日銀が一体となって円高・株安の反転や景気の下支えに取り組む姿勢を打ち出す(日経)そうである。

先週末の27日に、菅総理は急激な円高について、「必要なときには断固たる措置を取る」と述べ、為替介入の可能性を示唆した。また、米国から帰国後に白川日銀総裁と首相官邸で会談することを明らかにし、追加的な金融緩和策を求める考えも示した。

日銀の動きは昨年12月に比べると思いのほか鈍く、市場では8月18日から20日にかけて毎日のように臨時の決定会合開催の噂が駆け巡ったものの、開催されることはなかった。白川総裁も予定通りに米国に出張したことで、9月の通常の会合で追加緩和を協議するのかと思われた。

また、外為市場では24日のロンドン、ニューヨーク市場でドル円は一時83円58銭をつけるなど円高が進行したが、その後はやや円高の動きは落ち着いてはており、27日の菅総理の発言によりドル円は85円台を回復していた。日銀総裁が予定を早めて、帰国する必要があるほど週末に緊迫感が走っていたわけではない。

今回の日銀の臨時の金融政策決定会合開催は、この様子を見る限り政府の意向が強く働いていることが伺える。特に民主党の代表選に小沢氏が出馬を決定したことで、菅総理は円高と景気への対策をアピールする狙いがあったものとみられ、それに日銀もお付き合いさせられたということであろう。

このため、日銀としても積極的な追加緩和策というよりも、すでに予想されていた新型オペの拡充策を軸に協議するとみられる。また、成長基盤強化に向けた貸出制度の救急枠(現行3兆円)の拡充も検討される可能性はある。いずれにしても短期金融市場などでは、9月の通常での会合での追加緩和の可能性を織り込んでいたとみられ、債券市場などへの影響も限定的なものとなると予想される。

白川総裁は2時30分に記者会見を予定しており、臨時会合で議論が白熱するような状況にはなく、すんなりと予想される追加緩和策が時間通りに決定されるとみられる。
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by nihonkokusai | 2010-08-30 08:42 | 日銀 | Comments(1)
Commented by 株式勝男 at 2010-08-30 10:36 x
日銀の臨時の金融政策決定会合が始まりました。 日銀と政府がやっと動き出しましたね!

為替の円安、株高期待!

勉強させてもらいました。 ありがとうございます。
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