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「FOMCではMBSの償還資金による国債への再投資を表明」

10日に開催されたFOMCでは、減速傾向が強まりつつ会った景気の回復をサポートするために、MBSの償還資金による国債への再投資を表明した。

「To help support the economic recovery in a context of price stability, the Committee will keep constant the Federal Reserve's holdings of securities at their current level by reinvesting principal payments from agency debt and agency mortgage-backed securities in longer-term Treasury securities.1 The Committee will continue to roll over the Federal Reserve's holdings of Treasury securities as they mature.」(10日発表のFOMC statementより)

3日付のWSJが、FRBは今回のFOMCで保有モーゲージ債(MBS)の償還資金を再投資し、バランスシートの規模を維持することを検討と報じたが、結果としてはその報道の通りの内容となった。バーナンキFRB議長も「追加緩和の手段」として明確な時間軸の導入や超過準備預金の付利金利の引き下げとともに、MBSの償還資金の再投資の3つを指摘していた。つまりは、これは追加緩和策としての位置づけである。

ただし、実際にはFRBのバランスシートを維持することであり拡大するわけではなく、追加の緩和策との表現が適切かどうかはさておき、かなりアナウンスメント効果も意識したものとも言える。緩和的効果が得られることは確かかもしれず、これにより一時市場に出ていた出口政策に向けての動きは後退した。ちなみに日銀も保有する国債が償還を迎えた際には、1年間だけTBで乗換を行っている。FRBはこのような日銀の過去の対応を分析し、手段の限られた中での緩和効果を引き出そうとの努力の現れが今回の結果となったようにも思われる。
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by nihonkokusai | 2010-08-11 10:33 | 日銀 | Comments(0)
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