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フィッチによるスペインの格下げ

 格付会社フィッチ・レーティングスは28日に、スペインの長期外貨建ておよび自国通貨建て発行体デフォルト格付けを「AAA」から1ノッチ引き下げ「AAプラス」とした。見通しは「安定的」。

 すでにスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が4月28日に、スペインの格付けを「AA+」から「AA」に引き下げており、フィッチによる格下げは想定の範囲内とみられていたが、不安定な相場が続いているだけに、外為市場でユーロが売られるなどの影響が出た。

 ムーディーズは依然としてスペインの格付についてはトリプルAを維持しているが、今後はこちらも引き下げられる可能性はある。また、スペインだけでなく財政悪化が懸念されているポルトガルやイタリアについても格付会社による今後の動向は注意しておくべきか。

 日本国債については、これまでは海外格付会社による格下げがあっても影響は一時的、もしくはほとんど影響がなかった。海外投資家の保有割合が5%程度にすぎないのが主因ではあろうが、今後も同様に影響が限定的となるとは言い切れない。特に今後の日本の財政規律が懸念視され、それとともに格下げなど加われば、格下げに反応を示す可能性はありうる。

 社民党の政権離脱により政局の行方について不透明感が強まってきているが、財政規律に向けての政権の本気度が今後も問われるとみられ、それが債券市場に影響を与えないとも限らない。
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by nihonkokusai | 2010-05-31 10:50 | 国債 | Comments(1)
Commented by 348ts at 2010-06-01 14:42 x
社民党の政権離脱は限定的でしょうが、今度の参議院選挙で民主党が大敗した場合のインパクトは相当大きいものと思われます。
おそらく鳩山内閣は退陣でしょうし、政権の不安程度が相当強くなるものと思われます。
そんなときに財政再建に向けて強固なリーダーシップを発揮する方が首相にでもなれば最高なんですが、そんな人材は皆目見当がつかないですね。
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