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「ギリシャ国債」

 26日にドイツのメルケル独首相はギリシャ支援について、ドイツはギリシャが前提条件に見合えば支援すると発言し、対ギリシャ支援の条件として、財政再建に向けた同国の取り組み強化を求めた(ロイター)。

 ストラスカーンIMF専務理事も、ギリシャ協議は5月まで継続する、との見解を示すなど、ギリシャの財政問題について、依然として不透明感が残ることが嫌気され、26日のギリシャ国債はさらに売り込まれた。

 ギリシャ10年物国債の利回りは10%程度まで上昇し、2年物利回りは一時先週末比3.4%近く上昇し、14%をつけた。10年物のギリシャ国債とドイツ連邦債との利回り格差は6.8%に拡大し、1998年2月の水準に並ぶなど、まさにフリーフォール状態が続いている。

 また、10年物のポルトガル国債とドイツ連邦債の利回り格差も、ユーロ導入以来の最高水準となる2.3%に拡大するなど、ギリシャ同様に財政問題に懸念が残る他の国々の国債相場にも影響を与えている。

 ここにきてのギリシャ国債の動きは、板が薄い中にあり、投げが投げを呼ぶような状況にあるとみられ、ある意味、相場にとっては末期的な状態に近い。ギリシャ国債へのデフォルト懸念も出ているが、もしそうなればユーロシステムそのものの存続にまで影響が及びかねない。それは極力回避されるとみられる。

 しかし、救済への期待感よりも、デフォルトを意識した悲観論の方が勝ってしまっている以上は、なかなかこの下げにブレーキはかけられない。むしろ無理にブレーキをかけず、淡々と救済に向けての動きを固め、ギリシャ国債への信頼感を取り戻せば、いずれ下げ止まる。まさに白川日銀総裁の言うところの自信の循環(cycle of confidence)」とも呼べるところの自信の喪失状態にあり、、再生に向けた努力が始まることで自信と言うか信頼は取り戻せよう。ただし、それにはもう少し時間も必要かもしれない。
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by nihonkokusai | 2010-04-27 14:06 | 債券市場 | Comments(0)
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