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「債券相場の動向」

現物10年債は29日に1.395%、そして30から1日にかけて1.400%まで売られる場面があったが、4月1日に発表された日銀短観では、大企業製造業DIはマイナス14とほぼ予想通りの数値となった。短観の数値を確認したあと、期末で買い控えていた銀行・生保・年金など国内投資家からの買いが入ったとみられる。

この日の朝方に1.4%をつけていた10年306回債の利回りは、1.355%まで低下。また30日に2.175%まで売られていた20年116回債も2.130%が買われ、また5年88回債も0.520%に利回りが低下した。

債券先物は朝方つけた138円11銭から、海外ファンドの買戻しも誘って138円72銭まで買い戻された。2日には先物オプション絡みの買戻しも入ってか、先物は138円83銭をつけた。しかし、急ピッチの戻りの反動もあり、その後は戻り売りが入り上値が重くなった。

日本の財政悪化などを意識した海外ファンドの短期的な売り仕掛けは、今回も国内投資家による買い需要の強さに買い戻しを余儀なくされた格好に。ギリシャの財政問題も後退するなど、世界的な財政悪化を懸念した動きはいったんは収まりつつある。日本でも郵貯の預け入れ限度額の2000万円への引き上げなどから財政規律の緩みなどが意識された。しかし、財政悪化を意識して売るにも材料不足か。ただし、政府が6月にまとめる中期財政フレームと財政運営戦略の動向などには注意したい。

需給面では投資家による期初の買い圧力が強いとみられることで、押し目買いなどから当面は下値の堅い展開が予想される。しかし、10年債利回りでの1.3%近辺では上値も重くなるとみられ、当面は10年債利回りは1.3%台での狭いレンジ内での動きを予想している。

6日には国内では10年国債の入札を控えているが、米国はこの週に10年価連動債、3年債、10年債、30年債の国債入札を控えている。前回の米5年債、7年債入札が低調な結果となっていたことで、この一連の入札状況にも注意が必要か。

6日から7日にかけて日銀の金融政策決定会合が開催される。今月は4月ということで27日にも決定会合が予定されている。3月17日に日銀は追加緩和を行なったばかりであり、この影響を見極めたいとして7日の決定会合では特に政策変更等はないと思われる。
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by nihonkokusai | 2010-04-06 09:49 | 債券市場 | Comments(0)
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