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「政府部門の正味資産が初のマイナスに」

 22日付けの日経新聞によると、国と地方を合わせた政府部門の資産から負債を差し引いた正味資産が、2009年末に初めてマイナスに転落した模様だと伝えた。

 内閣府の国民経済計算確報によると、国と地方に社会保障基金を合わせた政府部門の資産は2008年末で前年末比約33兆円減の約995兆円と、統計をさかのぼることができる1969年以降で初めて減少した。

 また、負債残高は前年比約16兆円増の約984兆円と過去最大を更新し、この結果、2008年末の正味資産は前年末から50兆円近く減り、わずかに11兆8031億円しかなかった。

 社会保障基金の資産取り崩しが拡大傾向にあることで2009年度の資産残高の減少は続くとみられる。また、国債増発により国だけでも約25兆円の負債が増加するため、負債総額は1000兆円を超える見通しとなっている。

 このため、2009年末で政府部門の正味資産がマイナスに転じたのはほぼ確実となり、民間企業ならば債務超過の状況となる。正味資産がマイナスに転じるのも1969年の統計開始以来初めてとなる。

 民間企業で言えば債務超過に陥ることとなるが、これが即座に財政破綻を意味するわけではないものの、非常に危険な状態に陥りつつあることも確かである。これもいずれ国債の需給に、じわりじわりと効いてくる可能性もある。日本の財政再建が急務であることは、このことからも明らかである。
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by nihonkokusai | 2010-02-22 10:28 | 国債 | Comments(0)
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