「2009年の経常黒字は2年連続で減少」
「貿易・サービス収支」の黒字幅が拡大したものの、「所得収支」の黒字幅が大幅に縮小したことから、経常収支の黒字幅は2年連続で縮小した。海外子会社の不振による配当の減少や円高で所得黒字が22.2%減の12兆3229億円と、比較可能な1986年以降で最大の減少率を記録した。所得黒字の減少額も3兆5185億円と過去最大。
2009年12月の経常黒字は前年同月比452.8%増の9008億円と5か月連続で前年を上回った。「所得収支」の黒字幅が縮小したものの、「貿易収支」が黒字に転じたこと等から、経常収支の黒字幅は拡大した。貿易収支が6312億円の黒字(前年同月は1959億円の赤字)に転じた。