牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

「来年度の国債発行計画」

 財務省が25日に発表した来年度の国債発行計画(http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/p211225.htm)を見ると、新規財源債が44兆3030億円、借換債が102兆6109億円、財投債が15兆5000億円となった。これにより2010年度の国債の発行総額は162兆4139億円と、2009年度の当初ベースの132兆2854億円からは30兆1285億円もの増加となる。ただし、2009年度の二次補正予算後は158兆4049億円となっており、ここからは4兆89億円の増加になる。発行総額は2005年度の169兆5051億円、2006年度の165兆4351億円に次ぐ規模となる。ちなみに2004年度は162兆3407億円と今年度に近い発行額となっていた。

 国債の消化別発行額を見ると、国債の「市中消化額」は144兆3000億円となり、2009年度当初から31兆円、二次補正後からは6兆8000億円の増加となり、これは年度別では過去最高額となる。

 そして第2非競争入札による予定発行額は市中消化額の3.75%の3兆9825億円、前倒し債発行による調整分が314億円。

 日銀乗り換えが11兆3000億円と個人向け販売分が2兆8000億円。個人向け販売分の内訳としては、個人向け国債が2兆円ちょうど、新型窓販などの窓販分が8000億円となっている。個人向け国債は2009年度当初は2.4兆円となっていたが販売低迷により、二次補正では1.3兆円に修正された。しかし、2010年7月に3年物の個人向け国債が発行される予定ともなっているなど個人向け国債の販売強化も図られる見込みで、2.0兆円となったものとみられる。新型窓販などの窓販分は2009年度の当初の1.8兆円が二次補正で8000億円に引き下げられ、2010年度はこの二次補正後の数字がそのまま置かれている。

 カレンダーベースの市中消化額の内訳は、30年国債が年8回発行となる。そして、TB6か月物発行は2009年度当初の0.9兆円から二次補正後の5.5兆円となっていたが、それを2009年度当初と同様の0.9兆円に減額される。

 それ以外は二次補正後の発行額がそれぞれ継続される。つまり、40年債が0.3兆円を4回。

 そして、20年債は1.1兆円、10年債は2.2兆円、5年債は2.4兆円、2年債は2.6兆円を、1年TBは2.5兆円がそれぞれ毎月発行される。

 15年変国と物価連動国債がそれぞれ年間で3000億円ずつ、流動性供給入札は6000億円を毎月となる。

 以上のカレンダーベースの市中消化額の内訳からは、やや30年国債の発行額が重荷になるかもしれないが、総じて事前の予想された範囲内とみられ、これで国債需給の不透明感はいったん払拭されるものとみられる。
[PR]
by nihonkokusai | 2009-12-28 10:09 | 国債 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー