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スティープニング圧力を強める

 12月14日の12月の日銀短観では、大企業製造業の業況判断DIはマイナス24となり、予想のマイナス27よりも改善を示した。3期連続の改善となり、2008年12月(マイナス24)以来の水準を回復した。

 景気は2009年3月頃に底打ちし、その後は回復基調となっていることが示されたが、景気の二番底への懸念が払拭されたわけでもない。2年287回の利回りは、14日に0.160%と2005年9月以来の水準まで利回りが低下した。

 今回の決定会合で追加緩和策が決定される可能性は薄いと思われる。しかし、デフレへの懸念が払拭されない限りは、国債買入増額や、日銀の当座預金残高の増加、また本当の意味でのゼロ金利政策への移行などへの期待が強まることも考えられ、当面の中短期債利回りは低下圧力を強めそうである。

 それに対し、政府の財政規律への姿勢の揺らぎも意識されてか、債券相場では長期から超長期債の利回りに上昇圧力が加わっている。

 12月1日に1.190%と1.2%割れとなった10年債利回りは14日に1.3%台に乗せた。また、やはり1日に1.955%が買われた20年債利回りは14日に2.070%と0.1%を超す上昇となり、30年債利回りは2日の2.085%から11日に2.245%に上昇している。

 中期債と長期、超長期債がまったく異なる動きを示した結果、イールドカーブはスティープニング圧力を強めた。しかし、実はこの現象は日本だけでなく米国債でも同様で、10日に米2年債利回りと30年債の利回り格差が3.72%と、過去29年間で最大となっていた。
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by nihonkokusai | 2009-12-14 16:46 | Comments(0)
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