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「景気動向と債券相場の見通し」

 10月の鉱工業生産指数速報値は前月比プラス0.5%と8か月連続の上昇となったが市場予想の2.5%は下回った。また、法人企業統計では7~9月期の設備投資は前年同期比マイナス24.8%と厳しい数字となり、設備投資については下げ止まりの兆しはあるもののまだまだ弱い。個人消費も持ち直しの動きは続いているが、エコカー減税やエコポイント制度など政府の経済対策に支えられている面が大きい。そして、物価面では消費者物価指数の前年比マイナス幅は縮小しつつある。しかし、7~9月期GDP1次速報の国内需要デフレーターが前年同期比2.6%下落と約51年ぶりの下落幅を記録し政府は月例経済報告で約3年ぶりにデフレの表現を復活させるなどデフレ圧力の強まりも意識された。

 10月の鉱工業生産指数速報値と同時に発表された先行き生産予測は、11月がプラス3.3%、12月はプラス1.0%とプラスは継続となるなど生産については持ち直しの動きが継続すると見られる。ただし、設備投資や個人消費の自律的な回復力はなお弱い状況が続いくとみられ、全体的に景気は緩やかな回復基調を続けるとみられる。ただし、二番底懸念も強いことで特に年明け後の景気動向には注意が必要となりそうである。

 今年度の税収の落ち込みにともなう国債増発は最大で9兆円規模となることが予想されている。また、30日に政府案が出される来年予算における国債発行額は44兆円を超えてくる懸念もある。債券相場のテーマは国債需給懸念からデフレへと移ったことで、債券は上昇基調を強めた。日銀は新型オペを導入を決定したことで、10年債利回りは1.2%も一時割り込んだが、さすがに高値警戒感も出てくることが考えられる。市場のテーマが日銀の追加緩和期待に移るのか。それとも再び国債需給動向に移るのかによって相場の方向性に変化が出てくる可能性がある。
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by nihonkokusai | 2009-12-04 14:14 | 債券市場 | Comments(0)
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