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「14年ぶりの円高水準、さてどうする」

 外為市場では12時半頃に、ストップロスなどを意識したとみられる仕掛け的な円買いドル売りが入り、今年1月21日につけた87円10銭を割り込み、一気に86円台に突入しも1995年7月以来の水準をつけた。今日は米国市場は休場、それもあっての外為市場の仕掛け的な動きであった可能性もあり、またドバイ首長国の政府系投資持ち株会社ドバイ・ワールドの債務繰り延べ要請、と報じられたことなども影響したのか。

 また、藤井裕久財務相が円高に対して、極めて注視している、と述べたことが伝わったことも円買いを加速させたとの指摘もあった。つまり注視はしているけど、何もしないのかと受け止められた可能性もある。そうなれば外為市場では、介入催促相場となりつつあることも。

 日本での為替介入は2004年4月期以降、実施されていない。巨大化した外為市場で、百戦錬磨のディーラー達の中で、いくら国の力で入り込んでも、相場の操作どころか返り討ちにあいかねない。米国でも2000年以降は為替介入を行なっていないことを見ても、経済大国の為替介入の難しさが理解できるはず。ただし、介入をしないと言い切ってしまっても、市場はそこを付けねらってくる可能性がある。そのあたりのさじ加減はかなり高度な技術を要するが、藤井大臣と行天さんのコンビで果たしてうまく切り抜けられるのか。

 しかし、円高円高と騒ぐが今回はどうみてもドル安だと思われる。だからこそ、本日の東京株式市場などはほとんど動揺を見せていない。債券先物も小動きに止まった。

 今回は確かに14年ぶりの円高かもしれないが、あまり騒ぎ立てる必要もないと思われる。それほど円が買われるほど日本経済も政府もしっかりしていると思えないし、政府の借金などすごいことになっている。そっとしておけば、そのうち本来の実力レベルに戻るのではなかろうか。
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by nihonkokusai | 2009-11-26 16:09 | 債券市場 | Comments(0)
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