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「概算要求は94兆円台に」

 財務省が昨日締め切った2010年度予算の概算要求で、一般会計の歳出総額が94兆円台に達したと日経新聞が報じた。本日夕方にも財務省が要求額を正式発表するが、ほぼこの数値に近いものであろう。

 94兆円台となれば、2009年度当初予算の88兆5480億円よりも6兆円程度多くなり、8月末時点の92兆1300億円を超え、過去最大だった2004年度の89兆1494億円をも上回り、要求額としては過去最大となる。民主党が衆院選のマニフェストに盛り込んだ政策を実行するのが主因とみられている。

 今日午前の閣僚懇談会で、藤井財務相は、野党時代には予算の水ぶくれを批判していた、その原点に戻ってくれないと駄目だ、と述べたと伝えられた。まさ今回の概算要求額は水ぶくれと指摘されても致し方のないものとなろう。

 今後は年末までの予算査定で、どこまで減額できるかが焦点となる。藤井財務相は来年度の国債発行額は今年度の国債発行額(補正後44兆円)を上回らないように方針のようだが、2009年度の税収は当初見込みの46兆円を大きく下回り、40兆円を割り込むとの予想となるなど、かなり歳出を絞り込まなければ、今年度以上の国債発行額となる。

 カレンダーベースの国債市中発行額を見ると、2009年度は130.2兆円と2005年度の118.3兆円を抜いて過去最高水準を記録している。2010年度はそれをさらに上回ることが予想される。果たしてこれだけの国債が消化可能なのか。日銀の超低金利政策の継続、デフレ圧力、貸し出しなどの伸び悩みなど国債需給にはプラス要因も多いが、国債にとり好環境がこのまま続くという保証があるわけでもない。市場は不安感を感じるだけでも大きく揺れ動くこともある。財政規律をしっかり守る姿勢を今後も示すことは新政権にとっても重要な課題であろう。
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by nihonkokusai | 2009-10-16 14:27 | 国債 | Comments(0)
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