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「日銀の金融政策決定会合で景気判断を上方修正」

 日銀の金融政策決定会合では、政策金利は全員一致で現状維持に据え置かれた。注目の企業金融支援措置に関しては言及はなかった。年末まで時間的に余裕があり、政府関係者、市場参加者、マスコミ等の関心も高かったこともあり、あえて触れることは避けたものとみられる。ただし、会合の中で議論はされていたものと思われる。

 景気に対する基調判断は「持ち直しつつある」と2か月連続で上方修正されたが、この部分を発表された公表分から見てみたい。

 「我が国の景気は持ち直しつつある。すなわち、公共投資が増加を続けているほか、内外の在庫調整の進捗や海外経済の持ち直し、とりわけ新興国の回復などを背景に、輸出や生産も増加を続けている。そうしたもとで、企業の景況感は、製造業大企業を中心に、改善の動きがみられる。設備投資は、厳しい収益環境などを背景に減少を続けているが、減少ペースは緩やかになってきている。一方、個人消費は、各種対策の効果などから一部に持ち直しの動きが続いているものの、厳しい雇用・所得環境が続く中で、全体としては弱めの動きとなっている。この間、金融環境をみると、厳しさを残しつつも、改善の動きが拡がっている。物価面では、消費者物価(除く生鮮)の前年比は、経済全体の需給が緩和した状態が続く中、前年における石油製品価格高騰の反動などから、下落幅が拡大している」

 前回9月17日の公表分における同部分は以下のようになっていた。

 「わが国の景気は持ち直しに転じつつある。すなわち、公共投資が増加を続けているほか、内外の在庫調整の進捗や海外経済の持ち直し、とりわけ新興国の回復などを背景に、輸出や生産も増加している。一方、厳しい収益状況などを背景に、設備投資は減少を続けている。また、個人消費は、各種対策の効果などから一部に持ち直しの動きが窺われるものの、雇用・所得環境が厳しさを増す中で、全体としては弱めの動きとなっている。この間、金融環境をみると、厳しさを残しつつも、改善の動きが拡がっている。物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、経済全体の需給が緩和した状態が続く中、前年における石油製品価格高騰の反動などから、下落幅が拡大している。」

 基調判断は前回の「わが国の景気は持ち直しに転じつつある」から「我が国の景気は持ち直しつつある」ら上方修正された。「輸出や生産も増加している」は「輸出や生産も増加を続けている」に修正された。また、10月1日の日銀短観を反映し、10月分には「そうしたもとで、企業の景況感は、製造業大企業を中心に、改善の動きがみられる。」と加えられ、上方修正された背景のひとつとしたようである。設備投資については9月の「減少を続けている」から「減少ペースは緩やかになってきている」に修正された。
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by nihonkokusai | 2009-10-14 13:53 | 日銀 | Comments(0)
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