牛さん熊さんブログ

bullbear.exblog.jp ブログトップ

「2009年03月末現在の国債保有者別残高」

 9月17日に日銀が発表した2009年4~6月資金循環勘定速報によると、家計の金融資産は2009年3月末の1410兆4430億円から、2009年6月末は1441兆3391億円と31兆円程度増加した。

 この家計の金融資産のうち、株式は2009年3月末の50兆2692億円から66兆1274億円と16兆円程度増加し、投資信託については2009年3月末の47兆2437億円から、2009年6月末は49兆9437億円とこちらは2.7兆円の増加となっていた。また定期性預金については2009年3月末の456兆5568億円から、2009年6月末は460兆6797億円と4.1兆円程度の増加となった。

 2008年9月15日のリーマン・ブラザーズの破綻をきっかけとした金融経済危機により、日経平均株価は2009年3月10日に7054.98円まで下落した。2009年3月末の日経平均は8109.53円となっていたが、2009年6月末は9958.44円に上昇した。各国政府の経済対策や中央銀行の積極的な対応が功を奏し、世界的に景気が回復基調となったことで、株価も上昇し個人保有の株式資産を含め、また金融資産全体も増加したものと思われる。投資信託の増加も同様の理由であろう。定期性預金も増加しており安全資産へのシフトも継続している。

 この資金循環勘定速報をもとに 2009年6月末現在日本における国債所有別内訳を算出してみた。

 国債の残高そのものは、2009年3月末比5兆8515億円減の675兆8029億円となった。海外投資家のシェアは、6.1%と3月末の6.4%からやや減少し、金額ベースでは2兆3811億円の減少となった。海外投資家は引き続き日本国債においてもポジション解消の動きを強めた結果とみられる。家計の全体に占めるシェアは5.3%となり、3月末の5.3%と大きな変化はなかった。

 3月に比べ全体の残高が減少したが、最大の減少額となったのは銀行など民間預金取扱機関の3兆3295億円の減少、次に日本銀行の3兆1026億円の減少、海外投資家が2兆3811億円の減少、公的年金の1兆3783億円の減少となった。反対に増加したのが民間の保険年金の2兆4869億円の増加、投信など金融仲介機関の2兆2840億円の増加となった。

 全体に占めるシェアとしては、民間預金取扱機関が244兆8126億円で36.2%、民間の保険年金が163兆6598億円で24.2%、公的年金が79兆6818億円で11.8%、日本銀行が52兆8377億円で7.8%、海外が41兆3637億円で6.1%、家計が35兆5508億円で5.3%、投信など金融仲介機関が34兆3157億円で5.1%、財政融資資金が1兆1202億円で0.2%、その他が22兆4606億円で3.3%となった。
[PR]
by nihonkokusai | 2009-09-25 14:49 | 国債 | Comments(0)
line

「債券ディーリングルーム」ブログ版


by nihonkokusai
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31