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「90円台前半への円高進行」


 先週末のニューヨーク外為市場では、円高ドル安が進行し、ドル円は90円21銭と2月12日以来の水準をつけた。その後、90円70銭近辺までドルは戻したものの、今朝のオセアニア時間では90円19銭をつけた。

 先週末のニューヨーク市場では、ドルは他の通貨に対してほぼ全面安の展開となったが、ドルに対しての信認低下といったものではなく、投資家のリスク選考姿勢の高まりなどがその背景にある。

 さらに銀行間金利であるドルLIBORが過去最低水準となり、米長期金利の低下なども要因となっている。米国の短期金利がゼロに近く、ドルを借りて他通貨の資産に投資するドルキャリートレードなども入っているのではとの観測もある。

 円はドルだけでなく、やや出遅れ感のあったユーロに対しても大幅続伸となり、今朝のオセアニア時間でのユーロ円は131円47銭をつけるなど、ドル安の動きとともに円高の動きも強まり、この円高の動きは輸出関連企業にとってはやや頭の痛い問題ともなりそうである。

 先週末のニューヨーク市場では、原油先物の下落などもあったが、利益確定売りが入ったこともあり、ダウ平均は前日比22.07ドル安の9605.41ドル、ナスダックは同3.12ポイント安の2080.90となった。

 ニューヨーク原油先物も利益確定売りから5日ぶりの下げとなり、前日比2.65ドル安の69.29と70ドル割れに。そして、ドルから金への動きからか、金の先物は一時1013.7ドルまで上昇し、昨年3月の取引時間中の高値1033.9ドルに接近し、引け値では1006.4ドルとなり、こちらは引け値ベースでの史上最高値を更新した。

 米国債券市場では、先週の3年、10年、30年国債の入札が好調な結果となったこともあり、買いが先行し、米10年債利回りは一時3.27%まで低下したが、やはり利益確定売りに押され、前日比+0.01%の3.35%と3日ぶりに価格は反落となった。

 発表された9月のミシガン大学調べの消費者態度指数速報値は市場予想を上回るも、経済指標に対しての反応は鈍くなっていたが、現在の市場ではファンダメンタルズよりも、投資資金の流れの行方に関心が向かっているように思われる。
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by nihonkokusai | 2009-09-14 09:24 | 投資 | Comments(0)
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