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「ユーロ円金利先物中心限月の3月飛ばし」

 13日に東京金融取引所は、上場されているユーロ円金利先物の中心限月が7日付で12月限から来年6月限に交代したと発表した。これにより売買が低調となっていた3月限が飛ばされたことになり、限月を飛び越えて交代するのは初めてのケースとなる。参考までに長期国債先物取引でも限月を飛び越えて交代したケースはこれまでない。

 長期国債先物は中心限月に売買が集中する傾向が強いが、ユーロ円金利先物はある程度期先も売買が出来ており、東京金融取引所での中心限月の定義としては、一定期間、最も取引の多い限月を金融取引所が指定する。従来では足元の中心限月の売買高を次の限月の売買高が2営業日連続で上回れば、中心限月が移行していた。しかし、今年に入り期先の出来高が大きく膨らむようになり、金融取引所では「5営業日連続で上回れば限月を飛び越えて交代する」との基準を設定していた。

 ユーロ円金利先物取引とは全国銀行協会が公表する期間3か月のユーロ円TIBORの先物取引であり、日銀の金融政策が大きく影響する。日銀の超低金利政策は当分の間継続されると予測されていることで、来年3月あたりまでの利上げは見込みにくい。そのためその先の6月限の取引が膨らんだことが、今回の限月飛び越しの要因とみられている。これもある意味100年に一度の金融経済危機の余波と言えそうである。
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by nihonkokusai | 2009-08-14 09:54 | 債券市場 | Comments(0)
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