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「FRBは非常体制からのフェードアウトを模索か」

 FRBは12日のFOMC後に発表した声明文において、米国の経済活動は横ばいとなっていることを示した。景気判断で、収縮しているとか弱まっている、減速しているといった表現を用いなかったのは2008年8月以来となり(ロイター)、これは景気認識を上方修正させたといえる。また、金融市場の状況は過去数週間以内にかなりの改善を示したとも指摘している。経済は引き続き弱い状態が続くものの、持続可能な経済成長の緩やかな回復を見込んでおり、またインフレ圧力についても当面は危惧していないものとみられる。しかし、景気回復への後押しとして、異例ともいえる0~0.25%という超低金利政策に関しては当分の間据え置くことも表明した。

 FRBは年末までモーゲージ担保証券(MBS)を最大で総額1兆2500億ドル、政府機関債を最大2000億ドル購入するということについては、これまでの決定どおりに行なう。そして、現在のペースが続くと9月には3000億ドルの枠を使い切ってしまう米国債の買い入れについては、買い入れペースを今後徐々に落とすことにより、10月末まで延長することとした。その後については経済や金融市場の状況を踏まえて、証券の買い取りの時期と総額を引き続き検討するとしている。今後、あらためて国債の買入枠が設定される可能性はないわけではないが、いったん10月末で米国債の買入をストップする可能性が高いように思われる。これからもFRBは非常体制からのフェードアウトを模索しているように見受けられる。もちろん、最終的な出口ともなる利上げの時期についてはまだ先となろうが、今後は正常時に向けての準備を徐々に進めて行くのではないかと思われる。
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by nihonkokusai | 2009-08-13 10:36 | 日銀 | Comments(0)
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