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「アポロ11号の月着陸から40年」

 今年7月20日で、1969年7月20日にアポロ11号のニール・アームストロング船長が月に足跡を残して40年が経過する。日本時間で1969年7月21日のお昼前の午前11時56分に、月に降りるアームストロング船長の様子を当時小学生だった私は、白黒テレビで母親と食い入るように見ていたことを思い出す。あれからもう40年も経過した。

 1969年にも12月に衆院解散総選挙が行なわれている。この選挙は「沖縄解散」と呼ばれ、沖縄問返還題が争点となり結果は自民党が圧勝となった。果たして今回の解散は何と呼ばれ、その結果は民主党の圧勝になるのかどうか。

 1969年6月に、当時の経済企画庁は1968年の日本のGNPが西側諸国で第二位と発表した。それ以降、GNPはGDPと代わったが日本は世界第二位の位置を守り続けてきた。しかし、その地位が中国な脅かされ、2010年にも中国に逆転されるのではないかと予測されている。

 その中国はすでに有人宇宙飛行も成功させるなど科学技術の進歩も著しい。インドなどとともに急速な経済成長を遂げており、リーマン・ショック後の世界的な経済金融危機においても、日米欧に比較すれば打撃は比較的軽微なものとなっていた。

 それに対して今回の危機の震源地となり、40年前に人類を初めて月に送った米国は、GMが破綻するなど過去に例を見ないような打撃を受けている。また、今回の金融危機を連鎖的に深刻化させた欧州も深刻な景気悪化を迎えた。

 この欧米の経済危機が、比較的金融面では影響が少なかった日本経済にショックを与え、欧米以上に景気が悪化した。まさにグローバルな危機の連鎖的な玉突きが起こった。

 ただし、日本経済の急激な悪化はリーマン・ショックはあくまできっかけであり、すでに金属疲労を起こしいつ崩れてもおかしくはなかった。しかし、米自動車メーカーの後退による日本のメーカーの台頭や、中国経済の高成長が、そういった日本経済のカンフル剤として機能してなんとか持っていたが、世界的な経済金融危機により、金属疲労が表面化したことが大きかったと思われる。

 すでに外貨準備や米国債保有額で日本は中国に抜かれ、GDPでも抜かれるとなれば40年以上も維持していた経済面でのアジアの雄としての位置を中国に譲ることとなる。さらに日本の政治もかなりの金属疲労を起こしており、今まさに再構築が行なわれようとしている。

 この40年間、日本は何を行い、何を残してきたのか。結局、膨大な政府債務だけが残ったと言われないためにも、ここからの新たなビジョンを持って良い意味で中国と経済大国としての地位を競い会えるような環境整備が今度の新政権に求められよう。
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by nihonkokusai | 2009-07-15 10:18 | 景気物価動向 | Comments(0)
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