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「主要先進諸国の最近の国債管理政策について」


 6月24日に開催された「国の債務管理の在り方に関する懇談会」の資料から、主要先進諸国の最近の国債管理政策に関して見てみたい。ちなみに最近の国債の動向を見る上で、これらの財務省の資料は非常にまとまっていることもあり、関心のある方は是非一度、目を通してみてはいかがであろう。アドレス http://www.mof.go.jp/singikai/kokusai/top3.htm

 まず、日米欧州主要国の国債発行総額の2008年度と2009年度の対比がある。日本については2008年度の138.0兆円から2009年度の149.2兆円と2008年度当初に比べて2009年度は18.1%増となっている。

 これに対して米国は2008年度の0.76兆ドルから2009年度の1.9兆ドルと153%増となっている。欧州ではイギリスが2008年度の1465億ポンドから2009年度の2200億ポンドと175%増、ドイツは2008年度の2130億ユーロから2009年度の3460億ユーロと62.4%増となる。前年度比では英米の増加率が突出している。

 そして2008年度と2009年度に講じた新規施策についてもまとめられている。

 米国では3年債の復活(2007年以降発行停止、2008 年11月に発行再開)と7年債の復活(1993年以降発行停止、2009年2月に発行再開)があった。さらに2009年2月から、30年債が従来の四半期に1回から毎月発行されるようになった。

 イギリスでは、長期債、物価連動債についてシ団制度の活用(250億ポンド、計8回を上限とする。4年ぶり、2009 年6月以降に開始)。ミニ・テンダー方式による発行の併用(日本の「流動性供給入札」に近い制度)。入札後、落札額の10%までを平均価格で落札者が購入できる制度を導入など、日本の国債管理政策を意識したような制度が導入されている。

 ドイツでは、Bubill(短期証券)の1年物(今までは6か月のみ)を2009年1月から毎月発行されることとなった。Bubill の3か月物、9か月物を2009年前半の各四半期に新規発行する。10年債(Bund)については、リオープンを年2回から3回へ変更する。

 フランスでは2008年後半に、2009年度で調達する必要のある額を一部前倒しで発行する。残存24年債を同30年債と交換する入札を初めて実施。30年債について、新たなベンチマーク銘柄をシ団方式で発行予定。

 各国とも今回の金融経済危機に対応した財政政策に伴う国債増発に対して、いろいろと工夫を重ねている点が伺える。日本りこれまでの国債管理政策もかなり参考にされているとみられるが、日本でも各国のあらたな国債管理政策を参考に、今後の国債増発に対応していく必要もありそうである。
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by nihonkokusai | 2009-06-25 13:00 | 国債 | Comments(0)
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