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「新型3年固定金利型の個人向け国債の概要」

 6月24日に開催された「国の債務管理の在り方に関する懇談会」において、個人向け国債の新商品(3年固定金利型)の導入に関する発表があり、その内容について財務省のサイトにアップされた資料から見てみたい。

 新型の個人向け国債となる「3年固定金利型」は、これまでの10年固定金利型と5年変動金利型と同様に、個人専用の国債であり、最低額面単位は1万円、募集価格は100円額面につき100円、償還金額(中途換金時も)額面100円につき100円となる。

 これまでの10年固定金利型と5年変動金利型と異なるところは、まず期間である。個人投資家が通常の国債を購入する際も比較的短い期間の国債を購入することが多い。これは新型窓販国債でも2年債主体に売れていることからも明らか。このため、3年物とより期間の短い国債の導入を決めたものと思われる。2年物の方がよりニーズはありそうだが、新型窓販国債ですでに2年物を販売していることや、金融機関の定期預金との競合などを避けるために、3年物で設定したとみられる。

 途中換金については、第2期利子支払日(つまり発行から1年経過)以降であれば、いつでも中途換金可能となり、10年変動タイプと同様となり、5年固定の2年よりも短くなりより購入しやすくなる。そうなると、それに応じた利率の設定も気になるところ。金利水準に関しては、「残存期間3年の固定利付国債の市場実勢利回りをベースに、金利の下限を含め詳細については今後決定」となっており、詳しいことは今後煮詰めていくようである。

 そして、今回の新型個人向け国債の大きな特徴は、四半期毎ではなく毎月発行となる点である。これにより個人投資家の購入機会が増えることになり、買いたいときに買えることとなる。ただし、現行の個人向け国債(5年固定金利型及び10年変動金利型)は従来どおり年4回の発行となるそうだが、こちらについてもいずれ毎月発行に変更しても良いのではないかと思う。

 そして、新型個人向け国債である3年固定金利型の第1回債の発行については、2010年7月(募集は6月)を予定しているそうである。
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by nihonkokusai | 2009-06-25 12:59 | 国債 | Comments(0)
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